<いざ!頂点へ・24センバツ報徳学園>パワー飯で選手支える 部員寮調理スタッフ「いい食べっぷり、うれしい」 /兵庫
「本当にいい食べっぷりです」 報徳学園野球部が寮として2023年春から利用する西宮市内の民間学生会館で調理を担当するスタッフらは部員らの食欲に驚いている。ご飯はお代わりし放題で、米は1日8~10キロと同規模の学生会館の倍以上を炊くという。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 寮はビジネスホテル「ドーミーイン」などで知られる「共立メンテナンス」(東京)が運営。この学生会館には他に社会人らも入居している。同社の学生会館は全国に500カ所以上あり、管理栄養士が朝晩の献立を考えているという。 1人1部屋で2、3年生21人が入寮。風呂、トイレは共同で、部員が自分で洗濯する。野球部が以前の寮からこの学生会館に移るのに合わせて食堂も改装。食事は専用スマホアプリでの予約制で、ネット接続用の無線LANルーターが部員の各部屋に配備されているのがイマドキだ。同校の礒野剛徳野球部長は「新しい寮になり、全員が一人部屋になった。スタッフに親切にしてもらっており、部員も安心していると思う」と話す。 取材に行った2月28日の夕食はチキンカレー。食堂はセルフサービスで、スタッフに「お帰り」と迎えられた部員らは好きな量のカレーを盛ってテーブルに。「かけたらウマいっす」とカレーにマヨネーズを足す部員も複数いて次々、お代わりをしていた。 スタッフらは「おいしそうに食べてくれるのを見るのがうれしい。パワーをつけてセンバツでも頑張ってもらいたい」と応援している。【稲垣淳】 〔神戸版〕