河合塾はきめ細やかな手厚い指導が魅力! 充実した学習サポートやデータで志望校合格を目指す
日本最大級の生徒数を誇る予備校。大手予備校でありながら、一人ひとりの生徒に目を配る指導方針をとっている。幅広い学力の生徒に対応し、対面授業と映像授業の併用システムも完成度が高く、オールマイティな予備校である。 東大や医学部などの難関大学を志望する生徒はもちろん、すべての学力層の生徒に対して同じように力を注ぎ、特定の大学や学部を志望する生徒のみを手厚くすることがない。そのため、最終的にどの大学を志望することになっても、最後まで手厚く指導を受けられる。高校生を対象にした「高校グリーンコース」と既卒生向けの「大学受験科」がある。 【表】難関大に現役で合格するには、 1日あたり何時間学習時間が必要か?
大手でありながら、きめ細やかなサポートが魅力
予備校の授業といえば大教室で大人数という印象があるが、現在の河合塾は、高校2年の場合、1クラス15人から20人ほどのクラスが多い。基本的に大人数の授業ではないので、講師は一人ひとりの生徒の様子を確認しながら授業を進める。生徒が問題を解く時には、講師は机の間を歩き、生徒の手元を見て理解度を把握する。 授業の流れは、教材に沿って生徒が予習してきたことを講師が解説し、最後に理解度を確認するためのチェックテストを行う。さらに、学期ごとに学力診断テストで習得度を測っている。 毎回の授業後には、生徒が授業の理解度や感想をアンケートに入力し、講師からフィードバックを受ける仕組みになっている。日頃、チューターに質問や相談ができる環境は整っているが、さらにアンケートの内容やテストの結果、授業中の様子など、総合的な面から理解度が足りていない生徒には個別にフォローをすることも多い。難関大学では記述問題が多いので、難易度の高いクラスでは対策として記述の問題も増え、それに対して添削指導がされる。 大手予備校でありながら、きめ細かく生徒一人ひとりを見る方針である。
経験豊富な講師が一人ひとりに目を配る
中堅塾などで長く指導をしてきた講師が、河合塾に転職してくるケースが多い。採用の際は模擬授業をし、指導技術をしっかりと確認する。そのため授業の技術が高く、指導力も優れたベテラン講師が目立つ。若手でも30代後半ぐらいの講師といった年齢構成だ。 「かつての予備校のように大教室で講義をするイメージではなく、現在は一人ひとりの生徒に目を配るというやり方をするように、ベテラン講師の指導法も変化しています」(佐藤両 河合塾町田校 校舎長) また、集中力を保つため、塾のように講師が頻繁に生徒を指すというよりは、生徒が予習した問題について講師が解説する授業スタイルが多い。指導のスキルが高いため、生徒は授業に専念できる。