関電が金品受領で再び会見(全文2)原因究明・再発防止で経営責任果たしたい
原発マネーの還流はなかったのか
NHK:はい。幹事社のNHKです。原発マネーの。 司会:すいません、お名前のほう。 NHK:NHKの【タニカワ 00:38:33】です、すいません。原発マネーの還流がなかったと判断した根拠というのは、おそらくこちらでお伝え済みだというご認識なのかもしれないんですけども、まず5ページのところで、下8行目ですかね。森山氏の指示で吉田開発等が金品を準備している可能性が疑われるケースも見受けられたということで、この表現であれば、まず受け取った人たちというのは吉田開発のお金が森山氏に流れているのではないかというような、そういったところは気付くことができると思います。そして森山氏に工事の情報を提供していた。 一方で、今回の別添資料では、工事の概要をマスキングされているという状況で、また、前回と同様になかなかはっきりと物申されていないように感じるんですけども、あらためて原発マネーの還流がなかったと今回、本当に説明をするところでもう少し話していただきたいと思うんですが、社長、いかがでしょうか。 岩根:森山氏への情報の提供ですが、われわれ、特に立地地域の地域共生活動につきましては、県内取引先との工事発注、物品購入の拡大ということをわれわれの方針として明記しております。安全と品質の確保および適正な価格を前提に、立地地域企業への発注を重要課題として取り組んでおります。 地元の企業殿がわれわれの工事を受注できるように、一定の社外に発信しても支障がないと判断した情報については、工事の物量や規模感などを、お問い合わせがあればお答えすることになっております。その場合は、その規模感というのは非常に概算的、精度の低い概算的な数字でございます。実際には契約の発注行為の中で発注プロセス、そして実際の契約価格の算定におきまして、われわれのほうも市況を踏まえた査定をしていくと。例えば競争入札ですと、競争入札と査定価格の各項目ごとのより安価なほうを適用していくなど、そのわれわれの査定のベースというのは市況のいろんな推移ということを、トレンドを反映したものでございまして、発注した工事につきまして分析したところ、工事の発注のプロセス、発注金額については適正と評価しております。 【書き起こし】関電が金品受領で再び会見 全文3へ続く