関電が金品受領で再び会見(全文2)原因究明・再発防止で経営責任果たしたい
原因究明と再発防止に全力を尽くすことが最大の責務
八木:八木でございます。このたびはお客さまや社会の皆さまからの信頼やお気持ちを裏切り、多大なご迷惑をお掛けしましたことにつきまして、深くおわびを申し上げます。これまで十分な情報開示ができておりませんが、今回は可能な限り詳細な情報を開示し、皆さまの疑念や不安を払拭したいと考えており、私も同席させていただきました。社長と共にリーダーシップを発揮しながら徹底的な原因究明と再発防止に全力を尽くすことが私の最大の責務と考えております。本日、私へのご質問があれば誠心誠意ご対応させていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 司会:それではご質問を受けたいと思いますけども、その前に前回同様、少し岩根のほうが喉を痛めておりまして、皆さまにしっかりお答えするためにも水の差し入れを許可いただきたいというふうに思います。幹事社さま、よろしいでしょうか。 それでは質問に移りたいと思います。恐れ入りますけども、いつもと同様、挙手の上、社名とお名前を申し上げていただいて、質問をお願いしたいなというふうに思います。ちょっと会場が広うございますので、できる限り大きな声でお願いいたします。まず幹事社さまからよろしくお願いしたいと思います。
会長職や社長職を辞任する考えはあるのか
朝日新聞:幹事社の朝日新聞、【ニシオ 00:35:30】です。まず進退についてお伺いします。お2人は今回の問題のまさに当事者です。会長職や社長職を辞任されるお考えはありますか。また、関経連副会長や電事連会長などの職についてはいかがでしょうか。 岩根:今回の事態によりまして、社会の皆さまから重大な信頼の失墜を受けましたこと、また、大変ご迷惑、ご心配をお掛けしましたことを深くおわび申し上げます。 私といたしましては、この今の状況を少しでも、さらなる原因究明、再発防止を行い、関西電力の信頼が少しでも上がるように、私、先頭に立ちまして原因究明、再発防止をしっかりやっていくことで経営責任を果たしていきたいと思ってございます。電気事業連合会のほうも課題が山積しておりますので、各社長さまともご相談いたしますが、私自身としては各社の社長さまと共に電気事業の課題を一緒になって解決するよう努力してまいりたいと思っております。 八木:私からお答えさせていただきます。先ほど申し上げましたように、このたびの件で、お客さまや社会の皆さまからの信頼、お気持ちを裏切り、多大なご迷惑をお掛けしたことをあらためて心からおわびを申し上げたいと思います。 本件を厳粛に受け止めまして、全てのうみを出し切るということで、今後、徹底的な調査、それから原因究明を行う、そして再発防止対策を確立し、これを実施していくということが私の今の務めだと思っております。そうしたことで経営責任を果たしてまいりたいと思います。また、関経連の副会長職を今、就任させていただいております。これも関経連の皆さまとのご相談でございますが、私としては引き続き財界活動に貢献してまいりたいというふうに考えております。私からは以上でございます。 朝日新聞:お2人は新たな調査がまとまった段階でも、その後もご自身の進退に、自ら判断することはないということでよろしいですか。 岩根:今度の新しい第三者委員会では、今回のわれわれの判断のプロセスがどうであったかということも併せて検証いただきたいと思ってございますので、その評価を踏まえまして考えてまいりたいと考えてございます。 八木:私も、今、社長のお答えしたとおりでございます。 朝日新聞:私からは以上です。 司会:もう1つの幹事社さま。