まさかの人気低迷? J2観客数アップ率ランキング11~20位。最下位は横浜FC…。昨季から大幅減
15位:水戸ホーリーホック
本拠地:ケーズデンキスタジアム水戸 収容可能人数:1万152人 2023シーズン1試合平均:3726人 2024シーズン1試合平均:3647人 前年比:97.88% J2リーグの観客数アップ率ランキング15位は、水戸ホーリーホックだ。2023シーズンの1試合平均観客数は3726人で、今シーズンは3647人となっており、前年比97.88%となっている。 水戸の今シーズンの1試合平均観客数は、第25節終了時点でリーグ最下位だ。もともと多くの観客が入るクラブではない上に、昨シーズンから減少している厳しい現状である。 とはいえ、昨シーズンと比べて大幅な減少が見られるわけではない。ホーム開幕戦はいわきFC戦で、前年のホーム開幕戦を上回る5577人がケーズデンキスタジアム水戸を訪れ、その後も第25節までに4000人超えが4試合ある。昨シーズンは第25節までに5000人台が1回、4000人台が2回で、今シーズンの方が、むしろ順調な推移を見せている。 昨シーズンの平均が上がった要因はシーズン終盤戦にあり、第39節のザスパクサツ群馬(ザスパ群馬)戦で4552人、第42節の清水エスパルス戦で9219人が入った。最終節の清水戦に多くの観客が入ったのは、アウェイチームがJ1昇格を争っていたからというのが大きいため、昨シーズンに比べて水戸の人気が落ちているというわけではないだろう。 それでも、水戸は2013シーズンから1試合平均4000人超を維持し、2019シーズンには6000人を超えた実績があるだけに、昨シーズンとほぼ横ばいの現状は満足できる数字ではない。
14位:V・ファーレン長崎
本拠地:トランスコスモススタジアム長崎 収容可能人数:2万258人 2023シーズン1試合平均:7300人 2024シーズン1試合平均:7211人 前年比:98.78% V・ファーレン長崎は、7位で終えた2023シーズンのJ2リーグで1試合平均観客数が7300人だった。今シーズンはここまで7211人の平均観客数で、前年比98.78%となっている。 長崎は、ホーム開幕戦のベガルタ仙台戦で1万472人が入り上々のスタートを切った。その後、第13節のブラウブリッツ秋田戦で1万3537人、第25節の水戸ホーリーホック戦で1万4424人の観客が入っている。2023シーズンも第28節までに観客数1万人超えが3度あり、観客動員のペースはほぼ同じと言っていいだろう。 今シーズンはここまで上位を維持していることを考えると、昨シーズン以上の観客数が期待されるところだ。ただし、今シーズンはシーズン終盤に観客数が増加することが確実視されている。10月から新たな本拠地「ピース スタジアム」への移転を予定しており、普段より多くの人がスタジアムを訪れるだろう。 新スタジアムでJ1リーグ昇格を争い、1部復帰を果たすことになれば、長崎にとってはこの上ない理想的な展開だ。まずは、そのときまでトランスコスモススタジアム長崎で良い結果を残し、最高の準備を整えたい。