まさかの人気低迷? J2観客数アップ率ランキング11~20位。最下位は横浜FC…。昨季から大幅減
13位:鹿児島ユナイテッドFC
本拠地:白波スタジアム 収容可能人数:1万2606人 2023シーズン1試合平均:5904人 2024シーズン1試合平均:5860人 前年比:99.25% 白波スタジアムを本拠地とする鹿児島ユナイテッドFCは、今シーズンの1試合平均観客数が5860人だ。J3リーグで過ごした2023シーズンは1試合平均5904人の観客数で、前年比99.25%となっている。 鹿児島は、ホーム開幕戦の徳島ヴォルティス戦で7034人がスタジアムを訪れて上々のスタートを切った。その後は、第12節のレノファ山口FC戦で7827人、第21節の大分トリニータ戦で7523人、第25節の藤枝MYFC戦で7686人と、多くの観客が入っている。 鹿児島は今シーズンが2度目のJ2リーグ挑戦で、2019シーズンに1度だけ同リーグを戦っている。そのため過去との直接比較は難しいが、2019シーズンの1試合平均観客数は5785人だった。 クラブとしては、J3リーグで戦った昨シーズンから観客数を増やしたいはずだが、2023シーズンの終盤はJ2昇格が懸かっていたこともあってファンの応援に熱が入り、第37節のアスルクラロ沼津戦は1万1978人に観客が入る大盛り上がりだった。 鹿児島は第25節終了時点で19位と苦しんでいる。昨シーズンは終盤戦で昇格を目指すチームをファンが後押ししてくれたが、今シーズンは残留のためにファンが後押ししてくれるだろうか。
12位:大分トリニータ
本拠地:レゾナックドーム大分 収容可能人数:3万1997人 2023シーズン1試合平均:9202人 2024シーズン1試合平均:9353人 前年比:101.64% J2リーグの入場者数アップ率ランキング12位は、リーグ戦で15位に位置している大分トリニータだ。1試合平均観客動員数は9202人から9353人に増加し、上昇率は101.64%となっている。 3万1997人の収容人数を誇るレゾナックドーム大分を本拠地とする大分は、開幕戦のベガルタ仙台戦で1万6075人の観客が訪れた。クラブが大分市民を対象に6000人を無料招待するキャンペーンを行ったことが影響したようで、ここまでの今シーズン最多動員を記録している。この試合に次ぐ観客数だったのは1万1778人が入った第22節のヴァンフォーレ甲府戦で、さらに、他にも2試合で1万人超えを達成した。 大分は今シーズンのJ2リーグで4位の1試合平均観客数で、安定して多くの観客が訪れている。しかし、第25節終了時点でレゾナックドーム大分での勝利はわずか1つで、ファンに十分な喜びを提供できていないのは懸念材料だ。 2019シーズンにJ1リーグで9位になってから、シーズンごとに順位を下げている大分は、2023シーズンのJ2リーグで9位だった。観客数が減少していないとはいえ、そろそろ結果を出さないとファン離れにつながりかねないため、少なくともスタジアムを訪れるファンには良い試合を見せたいところだ。