片づかない家にありがちな「捨てる判断がしやすいもの」4選。年内にすっきり処分
年末に向けて、不用品を処分したくなるタイミング。スムーズに片づけができるアイデアを紹介します。要・不要の判断がしやすいから、年内にすっきり片づけることも可能です。ここでは、ESSEフレンズエディターで整理収納アドバイザーの宮入京子さんが、見直すと家が片づけやすくなるもの4つについて語ります。
まず「捨てないもの」を選んで、片づけをスムーズに
いざ片づけをしようとすると、「とにかく捨てなきゃいけない」と思ってしまいませんか?大きなゴミ袋を用意して作業を始めても、捨てるものが少ないと焦りを感じることも…。このような気持ちで片づけをしても、スムーズに進まずネガティブな気持ちになって、途中で挫折してしまいがちです。 そんなとき私がおすすめしたいのは、まず「捨てないもの」をピックアップすること。いつも使っているもの、お気に入りのものを選んでいく作業はポジティブな気持ちでできます。お気に入りアイテムを除外し、残ったものから処分を考えるようにするのが、前向きなお片づけのコツです。
「期限ぎれの食品」からスタートして捨て作業に慣れる
消費期限がある食品類は、判断がしやすいので捨て作業のスタートに向いています。 冷蔵庫やキッチン棚に眠っている、消費期限ぎれの食品や食べきれなさそうな食材から見直していきましょう。まだ賞味期限内でも、半年以上使っていないスパイスや乾物、冷凍食品など、放置されている食品はこの機会に処分を。 私にとってキッチンは、不潔なままで年を越したくない場所です。年内に不要な食品を片づけると冷蔵庫や食品庫もスペースが生まれますし、このタイミングでリセットしておくと年末にたくさんの食品を買い込む余裕ができます。
服や本は「1年間使わなかったもの」を基準に判断
「いつか着るかも」と思っていても、1年以上袖をとおしていない服は処分することをおすすめします。くたびれた下着やくつ下も、たまってしまいがち。新しいものに入れ替えると気分も一新できますよ。 ほかにも、メルカリ出品中で値下げしても売れていないもの、捨てようと思って保留にしていた衣類も年内に手放すことをおすすめします。家にあっても、労力と時間、スペースのムダになってしまいます。 同じように、本棚にある手に取らない本、「また読むかも?」と思って1年以上経つ本は、この先も読まないと判断し処分します。私は、いつか読むかもしれない本は「読みたくなったらまた中古で買えばいい」という考えを取り入れてから、手放しやすくなりました。 私も読むペースより仕入れる本の数が上回っていて、来年もきっと読みたい本がどんどん出てきてしまう予感がしています…。今年中に「積読」を家から出さないとたまっていく一方なので、思いきって処分しようと計画中です。
今年増えた「紙もの」も、今年のうちに見直し
使っていない家電の取扱説明書や保証期間がきれている不要な契約書は、今年1年でかなり増えているはず。このタイミングですべてチェックして整理しましょう。必要な書類はファイルなどにまとめると、すっきり管理できますよ。 年末の片づけは、新しい年を気持ちよく迎えるための大切なステップ。「もう必要ないもの」と「残したいもの」を選択する作業は、心の整理にもつながると思います。今回紹介した片づけのコツが、参考になればうれしいです。
宮入京子