それでもパサートは生き続ける 新型フォルクスワーゲン「パサート ヴァリアント(B9)」のドライビングインプレッション!
プラグインハイブリッドは100kmの電気のみでの走行が可能
価格的には、2024年半ばに登場予定のプラグインハイブリッド車とほぼ同等になるはずだ。ダブルハートのエンジンは「1.5 eTSI」をベースにしており、204馬力と272馬力を発揮する。19.5kWh(ネット)のバッテリーを搭載し、100kmの純電動走行が可能である。最大50kWの急速充電技術により、バッテリーは10%から80%まで23分で充電できる。 しかし、結局のところ、どの駆動方式を選択するかは問題ではない。事実、VWは9代目「パサート」でプレミアムに焦点を当て、「メルセデスCクラス」や「BMW 3シリーズ」といったライバルに狙いを定めている。
仕上がりには多大な努力が払われ、インテリアの素材は細心の注意を払って選ばれている。どこを見ても、新型パサートのすべてが非常に上質な印象を与える。
新しいインフォテイメントシステム
ギアセレクターレバーがIDモデルのようにステアリングコラムに配置されたことを気に入るかどうかは、あなた次第だ。いずれにせよ、センターコンソールはよりすっきりした印象で、スマートフォンなどを置くスペースも広くなっている。
そういえば。VWはインフォテインメントシステムも見直した。これは現在「MIB4」と呼ばれ、音声アシスタントIDAをさらにわかりやすくしている。ChatGPTも年内にパサートに導入される予定だ。これは運転には実用的ではないが、VWに質問したくなるようなエンターテインメント性を提供する。
しかし、ツインバルブダンパーを備えた新しいDCCプロアダプティブシャシー、優れた”エルゴアクティブ”シート、15インチのセンターモニターなど、豪華な追加装備がプレミアムモデルを意識しているのは明らかだ。最終的な請求額が、上品な競合モデルよりも安くなるかどうかはまだわからない。ファーストインプレッションは、パサートがこの方向に向いていることを確かに示している。
結論
「VWパサート」は、BMWやメルセデスと競争するチャンスを再び与えられた。それは必要なものを持っている。最終的にそれが実を結ぶかどうかは、オプションリストを見てみないとわからない。 AUTO BILDテストスコア: 2(1~5の評価で、1が最高点)
Holger Preiss