それでもパサートは生き続ける 新型フォルクスワーゲン「パサート ヴァリアント(B9)」のドライビングインプレッション!
Volkswagen Passat Variant(フォルクスワーゲン パサート ヴァリアント)
VWパサートは、実はもう存在しないはずだった。しかし、3,400万台が販売された今、エステートに再びチャンスが巡ってきた。ファーストドライブ!
50年以上にわたり、「VWパサート」は全世界で3,400万台を販売してきた。この驚異的な数字を踏まえ、セールスマンやファミリーマンに人気の「パサート」が、「ヴァリアント」という形で9度目のチャンスを与えられた。これらのターゲット層は、今回もまたその元を取ることになるだろう。 全長4.91メートルのヴォルフスブルク製ステーションワゴンは、先代に比べて14.4センチ大きくなった。ホイールベースは5センチ伸びて2.84メートルになり、2列目の旅行者のスペースが広がり、690から1920リットルのトランクの積荷の友はほとんど想像を絶する幅になった。
経済的なエントリーレベルのガソリンエンジンを搭載した新型パサート ヴァリアント
しかし、大きなヴォルフスブルク製ステーションワゴンをロードすることができるようにするには、まず、少なくとも39,995ユーロ(約640万円)を投資する必要がある。そのためには、150馬力の「1.5 eTSI」と、250Nmの最大トルクを歪みなく前輪に配分する7速DSGがある。この構成ではパサートの車重はわずか1.5トンで、9.2秒で0から100km/hまで加速し、最高時速は222kmに達する。
「1.5 eTSI」には、48ボルトのベルトスタータージェネレーターが搭載されている。この小型電動モーターは、動力を呼び出す際に内燃エンジンをアシストし、ガソリンエンジンのスイッチを完全に切って惰性で走行することもできる。この技術のおかげで、パサートは100km走行で最大0.5リットルの燃料節約と平均消費量5.4リットル(リッターあたり18.5km)を約束している。 さらに燃費を求める人は、「2.0 TDI」を選ぶことができる。このディーゼルバージョンは、4.9リッター(リッターあたり20.4km)で、360ニュートンメーターという十分なトルクと驚くほど滑らかな走りが印象的だ。ただし、ディーゼルは「ビジネス」ラインにのみ設定され、価格は48,495ユーロ(約775万円)から。