大谷やダル支えたコーチ「データと野球」語る…150キロ以上の投球、10年で3・5倍
データスタジアム社(東京)によると、今季は先発投手が2014年比で5キロ増の145・8キロ、救援投手が同4・9キロ増の148・2キロに達した。ロッテの佐々木を始め、投手の出力が上がり、以前は投げられる投手が限られた150キロ以上のシーズン投球数も大幅に増加。今季は10年前の3・5倍の約3万球に上った。
中垣氏は、「選手の筋力は以前より上がっていると思う。出力を生み出すために必要な体の柔軟性への意識も(今の選手は)高い」と指摘。その上で、「以前も先天的にそれぞれ持ち合わせる人はいたと思うが、トレーニング次第で後天的に獲得できるようになったことが平均球速アップにつながっているのではないか」と分析している。