【大学受験2024】総合型選抜、入学者約10万人…一般選抜は国立が微増
文部科学省は2024年11月27日、2024年度(令和6年度)国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要を発表した。2024年度の入試について、国公私立大学あわせた全体での入学志願者数は前年度(2023年度)より減少。一方で、総合型選抜での入学者数は増加を続けている。 【画像】令和6年度国公私立大学入学者選抜実施状況:一般選抜
2024年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況調査は、2024年5月1日時点で集計したもの。入学志願者数、受験者数、合格者数は延べ数。欠員補充の第2次募集に係るものや、2022年度秋季入学者の数を含む。ただし、通信課程や外国人留学生を対象とする選抜は含まない。
2024年度の大学入学者選抜について、入学志願者数は、国立が36万2,308人、公立が15万5,030人、私立が372万4,570人、計424万1,908人。前年度に比べ、志願者数は全体で37万7,191人減少。国立は微増、公立・私立は減少した。志願倍率は、国立が3.8倍(前年度同)、公立が4.6倍(同4.7倍)、私立が7.5倍(同7.6倍)、計6.8倍(同6.9倍)。
一般選抜は、志願者数について国立が1,773人増加。入学者数も、国立・公立で微増したものの、私立は志願者・入学者ともに減少。全体でみると、志願者数は前年度比で3万6,977人減の348万6,944人、入学者は7,460人減の29万1,590人。志願倍率は、国立が4.1倍(前年度同)、公立が5.6倍(同5.7倍)、私立が11.9倍(同11.7倍)、計9.8倍(同9.7倍)。
総合型選抜は、志願者数・入学者数ともに、国立・公立・私立すべての区分で増加。志願者数は対前年度6,896人増。入学者数は6,127人増え、計9万8,520人となり、増加傾向が続いている。入学者全体に占める総合型選抜入学者の割合は、国立が6.1%(前年度5.9%)、公立が4.5%(同4.1%)、私立が19.0%(同17.3%)、計16.1%(同14.8%)。