舶用エンジン不正、カナデビアが最終報告書
カナデビア(旧日立造船)は25日、子会社2社が手がける舶用エンジンの燃費データ改ざん問題の調査について、国土交通省に最終報告書を提出した。窒素酸化物(NOx)放出量の規制基準への適否について、調査対象の1375台のうち、1335台で規制値に適合していることが分かった。一方、規制基準に適合していない可能性があるものや、データ不足で特定できていないものが計40台あり検証を進める。 品質不正防止の組織体制も強化する。10月1日に設立した社長直轄の品質保証統括部が、データ不正に関わった日立造船マリンエンジンやアイメックスなどグループ会社の品質保証部を統括・監督する体制を整備する方針も示した。