アン ミカが抱いた危機感「自分に自信が持てない人が増えているように感じた」
ポジティブでいるための礎であり土台
「和顔愛語(わげんあいご)」「自分の機嫌は、自分でとる」「HLLSPD」「夜はあかん、朝考えよう」。と並べると、「HLLSPD、なんだこれ?」と思う人もいるかもしれない。実はこの言葉、アン ミカさんの知人やファンであれば耳にタコができるほど聞く言葉だ。 「『HLLSPD』は、すでにご存じの方もいるかもしれません。私と愛するダンナ様・テディとの“愛”言葉です(笑)。意味はHappy、Lucky、Love、Smile、Peace、Dream。毎晩必ず、2人して早口で唱えてから寝るようにしています。 パートナーとちょっと気まずい感じになっている時も、これを唱えるとバカバカしくなって笑ってしまいますし、友達と乾杯する時などに言うと『何言うとんねん! (笑)』とツッこんでもらえます。こういう笑えるワードを持っておくと、気持ちを一瞬で切り替えられて便利です。 『夜はあかん、朝考えよう』は、夜に考える癖がつくと内向的になって被害者意識が強まるので避けましょうというもの。夜寝る前に悩んでいても朝になると忘れていることもありますし、忙しさも加わって『もういいか! 』と吹っ切れることもありますから。 私も以前、夜に書いた手紙を朝になってから読み返して爆笑したことがあります。『これ書いたの誰!? 私じゃないわよね。アン ミキさん? 』って(笑)。それくらい夜に考えるのは危険なんですね。 これらの言葉はすべて、私自身がポジティブでいるための礎であり土台にしているものばかり。日々を前向きに過ごすために役立てていただけたら嬉しいです」
アン ミカ語録の総数は数百本!
読みながら「なるほど」と感じ入ってしまう言葉や、思わず笑顔になるメッセージが満載のアン ミカ語録。これらの言葉は、いったいどのようにして生まれたのだろう? 「自分の中から出てきたものもあれば、もともと何かで見て・読んで感動したもの、先人の知恵や教えなどもあります。講演会などで口にするうちに、自分のフィルターを通して全然違うオリジナルの言葉になったものも少なくありません。なので、ルーツを検索しても出てこないものも多いです。 『平和は微笑みから始まります』はマザー・テレサの言葉ですが、このように自分が勇気や力をもらった言葉は、忘れないうちにまず手書きでメモに残します。それを後でスマホのメモ帳に書き写すのですが、その際『人間関係』『比較』『やきもち』『自己肯定感』といった具合に、ざっくりと分類して保存しておきます。 それらをプリントアウトし、言葉ごとに短冊状に切って、バランスを考えながらオーディションして誕生したのが、この日めくりカレンダーです。ちなみに語録の総数を数えたことはないですが、おそらく数百本はあると思います」