セブンの時短実験でコンビニ加盟店団体が会見(全文3)フランチャイズ法が必要
深夜営業は売り上げが低いほど影響が大きいのではないか
日本経済新聞:人件費という固定費は、これは別に店に限らず、だいたい、深夜やるのも、ほとんど賃金、同じぐらい【********** 01:06:18】けども、そうなると、売り上げが小さいところほど、その影響は大きいですか。特に、酒井さんのファミリーマートのお店は、平均より低い【***** 01:06:27】ですけども、これ、セブン‐イレブンは一番高い〓**** 01:06:32〓されてますけど、それ以外のチェーンのほうが、結構、そういう問題っていうのが、深夜の問題、厳しい面もあるかと思うんですけど、その辺に関してはいかがですか。 酒井:やはりオーナーとかオーナーの家族が中心に深夜は入らざるを得なくなってきてる加盟店がほとんどになってきていると思います。皆さまも、よくコンビニに行ったらオーナーの方、もしくは外国人の方が多いのは【そこだ 01:07:05】ということなんですけど、オーナーの方がかなり入っているのは、よく深夜にご利用される方はお分かりだと思う。 吉村:あとよろしいでしょうか。先ほどちょっと大事なことが漏れてたんですけども、土屋教授の損益分岐点が違うというのは、もう、数字で見れたんですけど、それ以上に問題なのが、ワンオペなんですね、やっぱり。酒井もそうなんですけども、酒井は労働者じゃないんで、労働基準法外なんで、ワンオペの労働基準法違反ではないんですけども、もしこれがアルバイトにさせた場合、ワンオペの場合、結構多いんですが、特にファミリーマートは多いですよね。 酒井:はい。 吉村:で、そのときに、8時間、7時間をずっとぶっ通しで1人のときっていうのは、休憩を与えなくちゃいけない。休憩は例えばじゃあ暇だからバックルームでモニター見てればいいじゃないかと、これは休憩じゃないんですね。その時点でもうすでに労働基準法違反。 で、もう1つが、ワンオペの場合、トイレですよね。よく言うのが。トイレも行けないと。ここ、ちょっと言っていいのか分かんないけど、トイレの仕方がものすごい悲惨な場合があるんですよ。これはもう、労働基準法よりも基本的人権違反じゃないかと思うぐらいのひどい店があるんですよ。そういう場合が、もう現実にあるということ。 あともう1つは、大事な話なんですけれども、深夜をやめると、非常にオーナーが精神的に楽になる。自分も深夜に酔っ払いで呼び出されたりとかあるんですけども、これが精神的にものすごく、金銭的以外のものに代えがたいものがあるということ。これだけちょっと付け加えさせていただきます。 酒井:今の話にちょっと付け加えさせていただきたいのは、これは私の個人の考え方なんですけれども、やはり外食産業で一部やってるような、基本、24時間だけど、人が集まらないとか来ない日は、その時々で時間営業に変える、そういう選択肢をしたら、スタッフのプレッシャーも減るので、スタッフが集まりやすくなるんじゃないかなっていうふうに思いますし、ある外食産業ではそれをやったことによって、夜勤者の応募が増えたっていうのも、ある記事、これは記事で読んだんですけれども、記事で読みましたので、そういう選択肢も、画一的に年中この時間で営業、じゃなしに、そういう選択肢もいいんじゃない、ありかなとは、私は思います。 はい、何かご質問あれば。 【書き起こし】セブンの時短実験でコンビニ加盟店団体が会見 全文4に続く