《恥骨整えエクサ》腰痛&尿もれも改善、更年期太り解消に大切なのは骨へのアプローチ
下半身痩せに欠かせない恥骨筋を活性化!
恥骨が整うとなぜ痩せるのか。それには恥骨とつながっている「恥骨筋」が大きく関係するという。 「この筋肉は内転筋群のひとつで、内ももや腰まわりのインナーマッスルに影響を与えます。恥骨の位置が整うと恥骨筋が活性化し、それに釣られて、内ももや腰まわりの筋肉がしっかり働くようになるのです」 実践するにあたり、まず、使われずに硬くなっている恥骨筋をていねいにもみほぐすことが大切だ。 「恥骨筋は脚の付け根の内側にあり、身体の表面に近いので触れられます。気持ちよくほぐせば、骨が少しずつ動いて正しい位置に戻ります」 このエクササイズでは、mieyさんが開発したボールを使うが、100円ショップで手に入る直径20cm程度のカラーボールや、折り畳んだフェイスタオルでもOK。 「恥骨筋を活性化させる筋トレをセットで行うのがおすすめ。続けるうちに、正しい状態が定着し、自然と痩せやすい身体になれます」 運動が苦手な人にもできて腰への負担が少ないのも利点。下半身ポッチャリを卒業したいなら今すぐトライ!
Q.恥骨はどこ?
A.アンダーヘアのあたりにある小さな骨 恥骨は骨盤の骨のひとつで、大腿骨から恥骨につながる筋肉が恥骨筋。恥骨を整えると恥骨筋の動きがよくなって、太ももや腰まわりの筋肉が締まり、下半身のシェイプアップに
STEP1:恥骨筋ほぐし
筋トレの前に恥骨まわりの筋肉をほぐすことがポイント。やさしい刺激でほぐして、歪みを調整しよう。 (1)恥骨にボールを当てうつぶせで脚を倒す 恥骨下に空気を2割抜いたボールまたはタオルを置いて、うつぶせに。ひじを床について上体を持ち上げ、ひざを曲げる。お腹に力を入れ、ひざを床につけたまま両脚を60秒間左右に動かす。 (2)恥骨筋を指でもみほぐす 内ももの付け根にあるコリコリとしたところが恥骨筋。そこを両手の指でつまみ、30秒ずつ上下に揺らしてやさしくもみほぐす。反対側も同様に。 STEP2:恥骨筋ヒップアップ 恥骨まわりの筋トレでヒップアップ。内ももを使うことで恥骨筋がギュギュッと引き締まる。 (1)あおむけになり内ももにボールを挟む あおむけになり、ひざを立てる。内ももにボールまたはタオルを挟み、骨盤を手でつかんでスタンバイ。内ももに力を入れるのがポイント。 (2)内ももを締めながらお尻を床から浮かせる 息を吐きながら、内ももに力を入れたままゆっくりとお尻を持ち上げ、30秒キープ。これを2回繰り返す。このとき、反り腰にならないようにお腹に力を込めて、肋骨は開かない。 教えてくれたのは……mieyさん●骨盤矯正ピラティス指導者。ボディメイクに試行錯誤する中、ピラティストレーナーの資格を取得し、機能解剖学、キネシオロジーを学び骨格矯正ピラティスを考案。近著に『おなか・太もも みるみる締まる! 恥骨リリース』(Gakken)。 取材・文/ますみかん