インド南部で大規模水害発生 2日間で少なくとも33人死亡
ナグルクルヌール、インド、9月4日 (AP) ― モンスーンの大雨と洪水で、インド南部では過去2日間で少なくとも33人が死亡した。当局が9月3日、明らかにした。 インド南東部のアンドラ・プラデシュ州とテランガーナ州では、集中豪雨で家が倒壊や流失し、洪水で道路や鉄道が寸断された。 インド気象局はさらなる大雨を見越して、11の地域に赤色警報を出した。 テランガーナ州では2日から、4000人以上の住民が政府が運営する110カ所の救難キャンプに避難している。 同州のマブーブナガルとナルゴンダでは、湖や貯水池が溢水(いっすい)し、氾濫した河川が村を孤立させている。 アンドラ・プラデシュ州の商都ビジャヤワダでは、ブダメル川の氾濫で市内の40%が冠水。12カ所以上の住宅地で27万5000人近くが立ち往生するという、過去20年で最悪の洪水に見舞われている。 公式発表によると、6月以降、インドの北東部6州では、雨による洪水や土砂崩れで少なくとも170人が死亡している。 (日本語翻訳・編集 アフロ)