季節外れの鉄砲水で死者多数 社会インフラに甚大な被害
プリ・フムリー、アフガニスタン、5月13日 (AP) ― 雨が少ないアフガニスタン北部のバグラム州に降った季節外れの雨で鉄砲水が発生し、タリバン当局によると少なくとも50人が死亡した。 また、バグラン州の自然災害管理局によれば、州内の広い範囲で家屋や財産に損害を被ったという。 一方、国連食糧計画(WFP)によれば、この鉄砲水で300人以上が死亡、1000戸を超える家屋が被災したという。 WFPは、ここ数週間アフガニスタンを襲った異常な豪雨による洪水の被災者に、強化ビスケットを配布した。 バグラム州中部のシーク・ジャラル村は4月に降った大雨と、それに続いた洪水で少なくとも村人70人が死亡、2000戸の家屋、礼拝堂3軒、4カ所の学校が被災、2500頭の家畜が洪水の犠牲になった。 洪水に襲われたアフガニスタンは、年初に発生した地震からまだ立ち直っていない。 この洪水で人命が失われたほか、バグラン、ゴール、クンドゥーズ、バダフシャーン、サマンガン、バギス、タカールの各州で、道路や電線を含むインフラが破壊された。 (日本語翻訳・編集 アフロ)