国有形文化財「樟徳館」8年ぶり一般公開 東大阪で10日まで
樟蔭中学・高校や大阪樟蔭女子大などを運営する樟蔭学園(大阪府東大阪市)は9、10の両日、同学園から南へ約1・2キロ離れた場所にある国登録有形文化財「樟徳館(旧森邸)」を8年ぶりに一般公開する。 樟徳館は昭和14年に建築され、学園創始者で材木商の森平蔵氏の私邸だった。貴重な木材を使った木造建築で、内装は和洋折衷の大正モダンを感じさせるつくりという。NHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」「カーネーション」の撮影場所となった。 同学園は「材木に精通したこだわりや妥協のない建築美を肌で感じていただけたら」としている。 入場無料(小学生以下は保護者同伴必要)。建物保護のため、ヒールなどかかとのある靴での入場不可。入場受付は各日午前10時~正午、午後1時~3時。午前10時半と午後1時半には「樟徳館の魅力」と題した説明会も行う。最寄りの近鉄大阪線長瀬駅から北へ徒歩約5分。問い合わせは同学園学園広報課(06・6723・8152)。