予選落ち“ゼロ”ルーキー金子駆大のセッティング。平均2600回転、安定したスピンで飛ぶロフト11度の「TSR2」ドライバーを採用
初シードの今季、ここまで出場した15試合をすべて予選通過、6月のJAPAN PLAYERS選手権 by サトウ食品、9月のANAオープンで2位に入っている。クラブはテーラーメイド契約だったが、今季から契約フリー。金子駆大(22歳)のセッティング。 金子駆大の最新セッティングはこちら
ドライバーはタイトリストのTSR2のロフト11度。元々、ドライバーのスピン量が少ないタイプで、「10度だと十分なスピン量を確保できず、スピン量を増やす狙いでこのロフトにしました。安定して2600回転前後のスピンが入ってくれるので、安心して打てています」と本人。
タイトリストのニューモデルGTも試しているが、今のところ、このドライバーに信頼を寄せている様子。FWはテーラーメイドのステルス2の3Wと7Wの2本。これはテーラーメイド契約時からの継続。
特に7Wは、「飛距離を稼ぐことができて、高い球でグリーンも狙えて、ラフからも打ちやすいです」とお気に入りで、使用頻度も高い一本。シャフトはドライバーから7WまでベンタスTRブルーで統一している。
アイアンは5Iから9IがテーラーメイドP760。取材時(フジサンケイクラシック練習日)、4IはP760とタイトリストのT200の2本を入れ、「T200はテスト中です」と話していたが、この大会から正式にバッグに入った。ロングアイアンが得意な金子にとって、高弾道が打ちやすいこの4Iは新たな武器になるはず。ウェッジは46度、52度、56度、60度の4本態勢で、すべてボーケイSM9。
46・52・56度の3本はアイアンと同じモーダス³ PROTOTYPEのシャフトだが、60度だけはダイナミックゴールドEXのツアーイシューを入れる。「もともと全部DG(ダイナミックゴールド)系でしたが、アイアンをモーダスにスイッチした流れで、ウェッジもモーダスに替えました。ただし、60度だけはこれまでの感覚を変えたくなかったので〝DGのまま〟なんです」