【箱根駅伝】激闘2区 青学大・黒田朝日「僕はまだあと1年ある」エティーリの新記録超えに意欲
<第101回箱根駅伝>◇2日◇往路◇東京-箱根(5区間107・5キロ) エースが集う花の2区(23・1キロ、鶴見中継所~戸塚中継所)で、青学大の黒田朝日(3年)が1時間5分44秒の区間新をマークした。区間トップの東京国際大リチャード・エティーリ、同2位の創価大・吉田響とともに、イェゴン・ヴィンセントが保持していた従来の記録を上回った。 【動くグラフ】箱根駅伝・往路の順位変動 10位でたすきを受け取り、3位まで順位を押し上げた。「権太坂に入るまでは前との差はあまり詰まらないと思っていた。坂からしっかりペースアップできたし、順位も上げられた」。プラン通りの走りを遂行した。 前回は1時間6分7秒で同区区間賞。この日は自己記録を23秒更新したが、「日本人トップで走れたら1番良かったんですけれど、ちょっと残念」。それでも1時間5分台のタイムは「出せる力自体はあると思っていた」という。「意識していたわけではないけれど、出せてよかった」。2連覇を目指すチームを勢いづけた。 トップタイムをマークしたエティーリについては「やっぱり強い」とたたえた。そのうえで、「ただ僕はまだあと1年ある。来年越せればそれでいいかなと思う」。今春に最上級生となるエースは、さらなる成長を誓った。【奥岡幹浩】