医療従事者や復旧作業員支えた「被災地のホテル」…能登半島地震「あっという間の1年だった」
心と体、ゆっくり
被災地で「DMAT(災害派遣医療チーム)」の看護師として活動する上吉原良実さん(44)は再開初日に利用し、現在も定期的に宿泊している。「泊まれるだけでもありがたいのに、温かい料理と温泉があって驚いた。疲弊した心と体をゆっくり休めることができた」と感謝する。
年末年始も医療従事者や建設関係者らの予約が次々に入る。中島さんは「あっという間の1年だった。お客様から協力をいただきながら、命を守る思いでやってきた」と振り返り、「復興には時間がかかるかもしれないが、被災地のホテルとしての使命を果たしていきたい」と語った。