棚橋弘至が引退表明!鍵を握るのは藤波辰爾の“引退カウントダウン”?
マイクを取った棚橋は「あっという間の25年が経ちました。これもひとえに皆さんが熱い声援、ときどきブーイングを贈ってくれたおかげだと思います。ありがとうございます!こうして多くの皆様の前でいつまでも闘っていたいという思いはありますが……棚橋のゴールを決めました。2026年1月4日。だから、あと1年2ヶ月あります。疲れないし、落ち込まないし、諦めないけども、あと1年と2ヶ月、全力で走りますんで新日本プロレスをよろしくお願いします」と引退をほのめかした。 マイクが終わるとともにEVILが棚橋を襲撃し、大ブーイングの中で「棚橋よ、テメーごときがもったいぶってんじゃねーぞコノヤロー!引退してーならとっとと引退しやがれコラ!ただな!テメーの進退はこの俺が決めてやるよ。なぜならば、この会社は俺の会社なんだよ!」と罵倒。 解釈によっては「お前に引退なんかさせない」という熱い熱い棚橋愛に満ちた言葉とも取れるマイクでブーイングの中に少しの歓声を沸かせた。 バックステージに戻った棚橋は「まだ辞める前にいっぱいやらなきゃいけないことが残ってるんで。トーチャーのこと、そして新日本プロレスのリングをもっと盛り上げること。翔太たちの若い世代がもう出てきて、大いに期待している。彼らは絶対にやってくれる。でもまだ俺にも余力があるならば、全力で走りきって。俺が『疲れた』って言わないうちは。引退するその日のコメントで初めて『疲れた』って言うから。それまでは疲れない棚橋弘至、全力の棚橋弘至、社長でもレスラーでも100%で新日本のファンに楽しんでもらうから」と決意表明を行った。 棚橋の引退表明は業界全体に衝撃を与え、一夜明けてもプロレスファン・関係者の間ではその話題で持ち切り。棚橋の引退という特大の爆弾が投げ込まれたことで既に色々な動きが起きていることから、これまでにはあり得なかった光景がプロレス界に広がることになりそうだ。 また、棚橋の師匠でもある藤波辰爾は新日本の社長時代の2000年から引退カウントダウンを始めたが、24年経った今でも元気に現役を続行中だ。棚橋には引退する道を選ぶことも出来れば、先達が前例を残してくれた道を選ぶことも出来る。どういう結末を迎えるにしろ、大きなうねりが起きることは間違いないプロレス界の動きに注目していきたい。
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