「ダサい服装」だとストレートに指摘はNG。どうしてもドン引きファッションを変えて欲しいなら、ひろゆきの“ズルい”言いまわし
仕事やプライベートで「なぜかうまくいく人」は、どんな言葉を使っているのか? 実は賢い人ほど、相手から期待通りのリアクションを引きだす「ズルくてうまい言いまわし」を日頃から駆使している。 どんな言葉を使えば物事がスムーズに進むのか? 様々なシチュエーションごとに「ダメな言い方」「うまい言い方」を解説した、ひろゆき氏の新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』から、テクニックの一部を紹介しよう。
ダサい服装を指摘する言葉
本人は「これがいい!」と思っているが、実際には周りがドン引きしているファッション。趣味の問題とはいえ、周りからの評判が悪いことをなんとか伝えてあげたい。本人の人格まで否定せずに伝えるには、どう言えばいいのか?
実は「正解のない話」のほうが、意見をコントロールしやすい
ファッションでもビジネスでも、周りが微妙だと思っているのに決定権を持つ人の趣味嗜好で決まってしまうことってありますよね。 それを変えるにはどうするか。もし過去の事例や統計データがあれば、それを根拠にして趣味嗜好や考えを変えることはできます。例えば、「過去の統計からAの仕様にしたほうが売れる」といった風に事実を示す方法です。 一方、事例や統計がないと、世の人の多くは周りの意見に流されてしまうもの。服装や見た目に代表される「何色が似合っている」とか「こういう髪形がいい」みたいな話が、まさにそうです。3人から同じことを言われたりすると、大抵の人はそれが真実だと思ってしまいます。
「ダサいよ」とストレートに伝えても…
例えば、似合わないのにやたらキャップをかぶっている人がいたとします。その人に「似合ってないよ」とか、「ダサいよ」とストレートに伝えても逆ギレされるだけ。 でも、3人の別ルートの知り合いから「キャップをかぶってないほうが大人っぽくてよかったよ」とか言われると、本人は「あんまり似合ってないのかな?」と思いはじめます。つまり、主観やら趣味やらに左右される「正解がない話」の場合、実はコントロールが容易な分野だったりするわけです。 要は根回しが大事なのですが、その際にポイントとなることがあります。 まず、「ダサい」など現状の否定ではなく、「カッコよくなる」とか「若く見える」とか、現状よりもよくなると伝えることです。 そして、この連載で書くのはどうかとは思いますが、できる限り自分からは伝えずに知人から伝えてもらう。伝える人たち同士が無関係だったり、できるだけ希薄な関係であれば、なおいいです。