’04、’05年には全日本卓球選手権で優勝している小西容疑者

「事件のことは新聞の記事で知りました。小西さんは奥様と娘さんの３人で、たまにいらっしゃっていました。娘さんの学校がお休みのときは朝から練習しているようで、その合間に家族でお昼ごはんを食べに来られるのです。 【こんなところで…】元日本代表選手がわいせつ行為に及んだとされる現場 私は、卓球はよくわからないのですが、卓球好きのお客さんから『すごい人なんだよ』と教えてもらいました。最近も家族３人が自転車で帰宅する姿を見て、“仲の良い家族だな、優しそうなお父さんだな”と思っていました」 小西海偉（かいい）容疑者（43）がコーチを務める卓球スクール「WEILAI」。その近隣の飲食店の従業員は事件を知って、驚きの表情を隠せなかった。 ８月20日、埼玉県警蕨（わらび）署は元日本代表でプロ卓球選手の小西容疑者を不同意わいせつの容疑で逮捕した。卓球スクールの生徒の母親である、40代の女性の体を触った疑いだという。 「８月７日、小西容疑者は『見学に来られますか？』と卓球スクールに被害女性を呼び出しました。そして、子どもが外でランニングをしている間、２人きりになったところで犯行におよんだのです。９日に女性が『子どもが通う卓球スクールで体を触られた』と警察に相談したことから、事件が発覚しました」（全国紙社会部記者） 卓球スクールの近くに住む男性は、「（小西容疑者とは）挨拶をかわすだけの関係ですが」と前置きしながら、こう語った。 「笑顔が爽やかで、まさにアスリートという雰囲気でした。夕方になると、スクールの前にはたくさんの自転車が止まっているし、迎えの車は他県のナンバーも多かった。有名な選手なんだろうなとは思っていましたが、まさか日本代表に選ばれるほどすごい選手だったとは、今回の報道で初めて知りました」 近隣の住民によると、この卓球スクールは常にカーテンが閉め切られ、どのような練習をしているのか、外からは見えなかったという。 近くに住む女性によれば「’14年のオープン当時は、カーテンは開けられていました」という。 「カーテンを開けていると丸見えなので、スクールの前で足を止めて練習風景を眺める人がいたんです。ジロジロ見られると落ちつかなかったんでしょうね、ほどなくしてカーテンが閉め切られるようになりました」 前出の社会部記者が補足する。 「小西容疑者は『マッサージのために体を触った』が、わいせつ目的ではなかったと容疑を一部否認しています」 練習に集中するために閉め切ったカーテンのせいで“密室”ができて犯罪を誘発したとしたら、なんとも皮肉である。