ロールス・ロイス スペクター【1分で読めるスーパーカー解説/2024年最新版】
ロールス・ロイス初のバッテリー電気自動車
「スーパーカー」は、スーパースポーツカーだけではない。ひとことで表せば、「夢を与えてくれるような存在」だ。ここでは、国内外のそんな魅力あるモデルたちを簡単に紹介していこう。今回は、ロールス・ロイス スペクター(ROLLS-ROYCE SPECTRE)だ。 【写真はこちら】流麗なファストバック スタイルは空力性能の向上にも貢献しており、Cd値はロールス・ロイス史上最も低い0.25を実現。(全5枚)
2030年までに全ラインナップのBEV(バッテリー電気自動車)化を目指すロールス・ロイス(以下、RR)の第一弾。ヨットからインスパイアされたというデザインは全長5.5m近い巨体にRR史上最大のパンテオン グリルを備えながら、Cd値は0.25を達成。インテリアもRRの伝統と先進性を兼ね備え、天井やダッシュボードにイルミネーションを多用している。 102kWhの大容量リチウムイオン電池で前後2モーターを駆動する4WDで、車両重量も3トン近いが0→100km/h加速を4.5秒でこなし、最高速度は250km/h。しかも航続距離は約530kmに達する。オールアルミ製のスペースフレーム プラットフォームや、コンピュータが4輪を独立してコントロールするプラナー サスペンションに4WSなどを組み合わせ、魔法のじゅうたんのような乗り心地を高水準で提供する。
ロールス・ロイス スペクター 主要諸元
●全長:5453mm ●全幅:2017mm ●全高:1573mm ●ホイールベース:3210mm ●車両重量:2990kg ●駆動方式:4WD ●エンジン:交流電動機×2 ●システム総合出力:430kW(584hp) ●システム総合トルク:900Nm ●WLTPモード航続距離:約530km ●0→100km/h加速:4.5秒 ●最高速:250km/h ●車両価格(税込):4800万円
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