巨大鼻ピアスの穴は2.3cm…ほぼ全身タトゥーまみれの67歳男性に「痛くないの?」と驚きの声…費用は総額9700万円以上
周囲の反応は…?
60年間、ボディアートのないパウエルさんに慣れていた一部の家族は快く思わなかったが、パートナーはすぐに理解してくれた。彼の場合、顔、首にはタトゥーを入れていない。服を着ているときは人に気付づかれることが少ないため、日常生活に大きな影響はないという。 本格的にタトゥーを入れ始めて以来、タトゥーアーティストのブッチさんとタッグを組み、南太平洋の先住民風のボディスーツを完成させた。 「先住民文化を尊重することについては、私たち(=パウエルさんとプッチさんの)は同じ気持ちです。 私のボディスーツは、文化への感謝と世界の先住民族への賛美を表現しています」 ボディアートを始めたことで多くの仲間を得、また新しいチャンスの扉も開かれた。 「タトゥーが世界中で受け入れられつつある中、タトゥーを入れた人が出演する広告を出したい企業と、タトゥーを入れた人々をマッチングするイギリス拠点のベンチャー企業『INK Models International』のアンバサダーを務めています」 パウエルさんのインスタグラムを見ると、彼が少しずつボディスーツを完成させていった過程が分かる。彫っている動画や、ピアスのクローズアップ写真を見ると「痛くないのだろうか?」と思わずにはいられないが、もちろんタトゥーもピアスも痛みを伴ってほどこすものだ。 「もっとも痛かったタトゥー部位は、胸骨、乳首、肋骨、お尻のすぐ下の太もも部分、そして足の甲」 「もっとも痛かったピアスは乳首」 と本人は告白しているが、痛みを超えて、パウエルさんは大きな満足を感じている。 「痛みは一時的なものです」 「美しく、そして喜びの感覚は一生続きます」 「(ボディアートで自分の体を変えることで)日々、より自分らしくなれるのです」 パウエルさんのボディアートへの情熱は、インスタグラム(@septumdan)で確認できる。
文:宮田華子