すし銚子丸、アスクル…11月に権利確定の株主優待、食費節約できる5銘柄を紹介!
企業が実施している「株主優待」。この「株主優待」でもらえる優待品をうまく活用して、節約に役立てているという人も多いようです。この記事では、11月に株主優待の権利が確定する銘柄のなかから、食費が助かる銘柄を選んでご紹介します。※株価は10月30日終値 【写真】実際にもらったキユーピーの優待 * * * * * * * ◆はじめに ・「株主優待」とは? 私たちが株を買うと「株主」になれます。企業は株主に対し、割引券や優待券、お米やカタログギフトなどをプレゼントすることがあり、これが「株主優待」です。 ・「権利付最終日」とは? 権利付最終日とは、株主がその銘柄を保有することで、配当金や優待などの株主権利を得られる最終取引日のことです。 つまり、配当金や「株主優待」などを取得するためには、企業が決める「権利確定日」に、株主として株主名簿に記載されている必要があります。 例えば、2024年11月の権利付最終日は11月27日、権利落ち日は11月28日です。そのため、11月に優待を実施している企業の「株主優待」の権利を受けるためには、11月27日までに株を買っておかなければなりません。一部、権利付最終日が11月13日、11月18日の銘柄もあるので注意しましょう。
◆11月に権利確定の株主優待、食費節約できる銘柄は? 食費節約ができそうな11月に権利を迎える「株主優待」、5銘柄を紹介します。 回転ずし「すし銚子丸」を関東地方で展開する銚子丸(3075※)(株価1,619円、最低投資額16万1,900円)は、100株で500円相当(年1,000円)、500株で2,500円相当(年間5,000円)のお食事券がもらえます。テレビでの取材もされたおいしいお寿司、100株ではわずか500円分の優待券ではありますが、それでも飲食費の一部を「株主優待」で支払えると嬉しいのではないでしょうか。 銚子丸の権利確定日は11月15日なので、欲しい人は権利付最終日の11月13日までに購入して株主になっておく必要があります。権利月は11月のほか5月もあります。 ※証券コード…証券取引所に上場する企業に割り振られる識別コードです。従来は数字のみの4桁で構成されていましたが、2024年1月以降に新規上場した企業には、数字だけでなく英文字も入ったコードが設定されるようになっています。 アスクル(2678)(株価1,919円、最低投資額19万1,900円)は、100株保有で、ECサイトの「LOHACO(ロハコ)」で使える2,000円分の割引クーポンがもらえます。これは500円クーポン4枚分になっていて、税込501円以上の商品にそれぞれ1枚ずつ使えます。 実は、アスクルは筆者のお気に入りの銘柄でもあります。なぜなら、「LOHACO」では無印良品の商品も買えるからです。このクーポンを使うことで、たとえば「素材を生かした 牛すじカレー(2個で580円)」が500円引きの80円で買え、「素材を生かした辛くない国産りんごと野菜のカレー(2個で580円)」も80円で買えるため、備蓄用として無印良品のレトルト食品を買っておくのにも使えます。 アスクルは権利確定日が11月20日なので、11月18日までに買っておく必要があります。 アスクルは、11月のほか5月にも権利があります。 株主優待を新設したアスマーク(4197)(株価2,583円、最低投資額25万8,300円)の株主優待はQUOカードで、100株で1年未満1,000円、1年以上3,000円、3年以上5,000円と額面が増えていきます。配当金も2.79%あり、優待+配当利回りは1年未満だと3.17%ですが、3年以上になると4.72%にもなる試算です。 QUOカードはコンビニエンスストア、マツモトキヨシなどで使えます。 また、業務用洗剤の製造販売を行うニイタカ(4465)(株価1,890円、最低投資額18万9,000円)の株主優待は、100株でジェフグルメカード500円(年間1,000円)がもらえ、配当利回りも2.74%あります。11月のほか5月にも権利月があります。 ジェフグルメカードは提携飲食店で使え、おつりも出ます。 そして、おまけとして紹介しておくのはマヨネーズで知られるキユーピー(2809)(株価3,514円、最低投資額35万1,400円)で、100株では、6ヵ月以上の保有で1,000円相当、3年以上で1,500円相当の自社製品がもらえます。「6ヵ月以上の保有」が必要なので権利直前に買っても「株主優待」はもらえませんが、昨年の実績では、マヨネーズ、「深煎りごまドレッシング」、子会社のアヲハタの「まるごと果実ブルーベリー」ジャムなどの人気製品の詰め合わせがもらえました。