食欲を抑制するダイエット薬と同じ効果を得られる「身近な食べ物」とは?豪大学の発表で明らかに
セマグルチドを使う代わりに食べるべき物
単糖類、ペプチドやタンパク質由来のアミノ酸、短鎖脂肪酸などの主要栄養素は、どれもGLP-1の分泌を引き起こすので、このような栄養素が豊富な食品を摂取するのは、満腹感を誘発して体重を減りやすくするGLP-1の分泌量を増やす上で役に立つ。 「脂質、食物繊維、タンパク質が豊富な食事をすると満腹感が持続するのは、まさにこれが理由です」とベケット氏。 でも、体内のGLP値を上げたい場合は、何をストックしておくといいのだろう? ベケット氏は、「アボカドやナッツなどの良質な脂質を含む食品、卵のような脂肪の少ないタンパク源、野菜や全粒穀物をはじめとする発酵性食物繊維が豊富な食品は、腸内の善玉菌のエサになり、GLP-1の分泌を引き起こす短鎖脂肪酸を生成します」と説明している。 卵の他に体内のGLP-1値を高めることが証明されているタンパク源には、ホエイプロテインやヨーグルトなどがある。また、さらなる研究が必要とはいえ、プロバイオティクスも食欲抑制ホルモンであるGLP-1の分泌を促す可能性があるという。 食べ過ぎを抑えたいのなら、アボカドやナッツ、卵など、ストックしやすい食材を上手に取り入れてみては? ※投薬を開始または中止するのは、必ず医師に相談してから。 ※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。