折りたたみ式ミニEV「ジョーカー」のプロトタイプで公道試験を開始。2025年内発売を目指す
持ち運べるEVで都市部の駐車場問題の解決を目指す
2024年12月26日、DOKE(ドーケ)は折りたたみ式電気自動車「Jo-Car(ジョーカー)」のプロトタイプがナンバープレートを取得し、公道走行テストを開始したと発表した。 【写真】走行形態のジョーカー、スーツケースのように引いて歩くこともできる 「Jo-Car(ジョーカー)」は、2023年10月に製品化プロジェクトがスタートした前代未聞の折りたたみ式EVで、コンパクトにたたむことにより自宅屋内での保管や、駐車場の片隅に置くことができるなど画期的なモビリティとして開発が進められている。 今回はプロトタイプモデル4号機がついにナンバープレートを取得し、公道での走行実験を開始したという発表で、車両の安全性や耐久性など改良ポイントの洗い出しが行われる。 公道試験では「車両の安全性や耐久性の評価」と「実際の都市環境での機能確認」、「折り畳み機構の効率性と耐久性の検証」と「ユーザー体験に基づく改良ポイントの洗い出し」を目的として、折りたたみ機構の操作性向上、さらなるコンパクトさも含めた外装デザインの大幅見直し、走行性能の向上が実施され、2025年内に発売される製品版に知見が反映されるという。 プロジェクト発足時のプレスリリースによると、車両重量は30kg程度、室内での保管が可能で充電は家庭用コンセントを用い、一般的なコンパクトカーの半額以下での発売を目指しているため、特定小型原付やミニカー(四輪原付)に近い利便性のモビリティとなるだろう。 折りたたんで持ち運び可能なEVという画期的なアイデアが実現するのか、今後の展開に要注目だ。