味の素AGFと群馬クレインサンダーズが地元貢献へ一歩 特別支援学校の小中学生を対象にバスケットボール体験会
群馬クレインサンダーズは2010年に設立。 阿久澤社長は、オーナーのオープンハウスグループから白羽の矢が立てられ20年から現職。 桐生高校時代には高校野球で王貞治以来の2試合連続ホームランを放つなどチームをベスト4に導く活躍を見せ、卒業後は群馬大学に進学し卒業後37年間にわたり教師を務めた。 群馬クレインサンダーズでは、設立当初より「クレインサンダーズ恩返し」を掲げ社会貢献活動に積極的に取り組んでいる。 ホームタウンを太田市に変更した21年には、阿久澤社長が太田市の教育委員会に学校給食の牛乳パックの側面に群馬クレインサンダーズのマスコット「サンダくん」をデザインしてもらうことを提案。これが受け入れられ、現在、群馬県東毛地域で1日4万個の「サンダくん」デザインの牛乳が出荷されている。 「子どもたちがターゲットになるのではないかと考え、B1リーグ昇格の前年に、太田市の教育委員会にお願いしたところ、東毛酪農直販さまを紹介いただいた。お願いに訪れると代表理事組合長さまから無償でやって下さるとご快諾をいただいた」という。 企業向けの講演会で得られた収益をオリジナルキャップの製作費に充てて、群馬県の小学校に無料配布する活動も継続している。
これらの活動により群馬県内で群馬クレインサンダーズの認知は上昇。 「2026年のプレミアリーグ入りの条件の1つには4000人以上集客があるが、昨年、オープンハウスアリーナ太田がオープンして平均5200人を記録して、あっという間に条件を全てクリアしてしまった」と語る。 10月3日には、りそなグループB.LEAGUE 2024-25シーズンが開幕する。 「一番強いチームになることを目指している。社会貢献活動にもいろいろな意味で頑張り、バスケで群馬を熱くしていく。バスケ以外でも皆さんに注目されて“いいことやっているね”“いい取り組みだね”と思ってもらいたい」との青写真を描く。 辻選手も「プロとしての姿をみせていくのが最大の役割。スポンサーになって下さったAGFさまにも喜んでいただけるように結果を出し続けていく」ことを思い描く。 今後の両者共同の活動としては、市民や選手らを交えて「AGF®ブレンディ®の森」群馬森づくり活動やAGF関東の工場見学会などを予定。 試合の休憩時間でのサンプリングも計画している。 AGFの島本社長は「お子様を応援する親御様や先生を応援する、チームを応援するファンを応援する、といったように“応援する人を応援する”のがAGFらしさだと思っている」と述べる。