凄すぎたのは? プレミアリーグ、歴代最強アジア人選手ランキング1~10位。日本人からランクインしたのは?
出場試合数は日本人で最多!アジア人CBの概念を覆した男
5位:吉田麻也(元日本代表) 生年月日:1988年8月24日 プレミアリーグ通算成績:154試合6得点3アシスト 今シーズンのプレミアリーグでは史上最多となる5人の日本人選手がプレーしている。今でこそ世界最高峰のリーグで日本人がプレーすることが当たり前となっているが、DFとしてその礎を築いたのは間違いなく吉田麻也だろう。 2012年夏にサウサンプトンに加入した吉田は、それまであった「アジア人センターバック(CB)は欧州では通用しない」という固定概念を覆し、最終的にはチーム最古参となった。彼はサウサンプトンでプレーした7年半の間にさまざまな「ニューレコード」を樹立している。 プレミアリーグで初めて100試合以上プレーした日本人選手となったのも吉田で、通算154試合出場は日本人歴代トップの数字だ。2017年にはプレミアリーグでプレーした日本人で初となる契約延長を勝ち取り、試合によってはキャプテンマークを巻くこともあった。 サウサンプトンは選手と監督の入れ替わりが激しく、吉田が在籍した7年半で7人も指揮官が代わっている。監督が代われば目指すサッカーが変わり、求められる役割も違ったものになってくるが、その中で日本代表DFはそれぞれの監督から信頼を得た。時にはサブとなることもあったが、本職ではない右サイドバック(SB)でも出場機会を得るなど、チーム内で自らの居場所を確保し続けた。
体格は世界基準!ヨーロッパで最も成功したアジア人GK
4位:アリ・アル=ハブシ(元オマーン代表) 生年月日:1981年12月30日 プレミアリーグ通算成績:111試合180失点 プレミアリーグを志すアジア人選手にとって最大の壁となっているポジションはGKだろう。日本人に限定すると、川口能活や林彰洋が下部リーグのクラブに所属したことがあるが、プレミアリーグのピッチに立った日本人GKは誰一人としていない。 そんな熾烈を極めるポジションで最も成功したアジア人選手は元オマーン代表GKアリ・アル=ハブシで間違いない。ノルウェーのリン・オスロで台頭したアル=ハブシがプレミアリーグ移籍を決断したのは2006年冬だった。イングランドで最初のクラブであるボルトンでは通算18試合出場とポジションを掴み切れなかったが、続くウィガン・アスレティックで正GKとして活躍する。 移籍1年目の2010/11シーズンにクラブの年間最優秀選手賞に輝いたアル=ハブシは、ウィガンで通算154試合に出場する。最終的にはジョエル・ロブレスにポジションを奪われてしまったが、194cmというアジア人離れの体格とシュートストップ能力の高さを武器にプレミアリーグで通算111試合に出場した。 ウィガン退団後もアル=ハブシはイングランドのクラブを渡り歩き、レディングでは2度もクラブの年間最優秀選手賞に輝いた。現役最後のクラブもイングランドのウェストブロムであり、アジア人選手としては珍しく国外でサッカー選手としてのキャリアを終えた。