凄すぎたのは? プレミアリーグ、歴代最強アジア人選手ランキング1~10位。日本人からランクインしたのは?
主力として優勝も!日本人で最もゴールを決めた男
3位:岡崎慎司(元日本代表) 生年月日:1986年4月16日 プレミアリーグ通算成績:114試合14得点4アシスト 昨シーズン限りで現役を引退した岡崎慎司は、直近の10年間で最もプレミアリーグで成功した日本人選手だろう。現在ブライトンに所属する三笘薫が11ゴールと迫っているが、現時点では14ゴールを決めている岡崎が日本人で最もプレミアリーグで得点を決めた選手である。 2015年夏にレスターに加入した岡崎だったが、発表から4日後に自らの獲得を望んだナイジェル・ピアソン監督が息子の不貞行為の責任を負って解任となるハプニングを経てのプレミアリーグデビューだった。後任のクラウディオ・ラニエリ監督の下でジェイミー・ヴァーディと2トップを形成し、日本代表FWは献身的な守備で前線からプレッシャーをかけつつ、時にはニューカッスル戦で決めたオーバーヘッドのようにスコアラーとしても重要な役割を担った。 後にワールドクラスの選手と呼ばれるエンゴロ・カンテやリヤド・マフレズを擁したレスターは2015/16シーズンのプレミアリーグを制覇。このシーズンに岡崎は28試合で先発出場を果たしており、それまでプレミアリーグで優勝を経験した稲本潤一や香川真司、南野拓実らと比較して最も中心的な存在だった。 2017/18シーズンには “ミラクルレスター”のシーズンを上回る6ゴールを決めるなど、FWとして多くの得点にも関与。クロード・ピュエルとブレンダン・ロジャーズ政権では大きく出場機会を減らしたが、プレミアリーグにおいて日本人では吉田麻也に次ぐ114試合に出場した。
今後超える存在は現れない?アジア人で初めて100ゴールを決めた点取り屋
2位:ソン・フンミン(韓国代表) 生年月日:1992年7月8日 プレミアリーグ通算成績:308試合122得点64アシスト 今後ソン・フンミンを超えるアジア人選手は出てくるだろうか。現在名門トッテナムで主将を務める韓国代表は、アジア人選手では初となるプレミアリーグ通算100ゴールを達成しており、2021/22シーズンには同じくアジア人選手として初めて得点王に輝いた。 2015年夏にトッテナムに加入したソン・フンミンは、1年目こそプレミアリーグの適応に苦しんだが、2シーズン目からは完全にフィット。マウリシオ・ポチェッティーノ監督の下で主力へと定着し、ハリー・ケインやデレ・アリ、クリスティアン・エリクセンらと共に強力な攻撃陣を形成した。 この2016/17シーズンからソン・フンミンは2023/24シーズンまでの8季すべてで2桁ゴールを記録している。前方にスペースがあるカウンターサッカーで活きるタイプなため、ポゼッション志向の現アンジェ・ポステコグルー政権では試合によって苦戦することもあるが、さすがの決定力でチームを牽引し続けている。 これまでプレミアリーグで積み上げてきたゴール数は122得点で、これはアジア人選手ではダントツだ。アジア人という枠を除いたプレミアリーグの歴史上でも122ゴールは歴代21位で、今シーズンも順調に得点を重ねれば更なる順位アップも期待できる。