ホープフルＳ以来の勝利を狙うレガレイラ

［ＧⅠエリザベス女王杯＝２０２４年１１月１０日（日曜）３歳上牝、京都競馬場・芝外２２００メートル］ 　レガレイラ（牝３・木村）はまた後方からいくのだろうか。エリザベス女王杯で圧倒的な人気を背負う馬に関して、誰もが気になるのがレースでの位置取りだ。今年になっての３戦はすべて〝差し届かず〟。同じような状況になったら４度目の取りこぼしも想像できてしまうが、担当の藤井真俊記者による「記者メモ」をチェックすると「もう少し前にいきそう」なのが見えてくる。まず、ローズＳ直後の書き込み。 　相変わらず後方の位置取りから上がりはメンバー最速の脚を使ったものの差し届かず。それでも担当の楠助手は「今の中京の馬場や展開が噛み合いませんでしたが、いい状態で送り出せたし、ジョッキー（ルメール）は次へ向けていい感触を掴んでくれたようです」。東京や京都外回りなど広いコースならハマりそう。 　で、ハマりそうな京都外回りが次走に選ばれた。そのうえで陣営はこんな工夫を凝らした。以下は今週のメモ。 　後方からの競馬が続いているが、「前走のローズＳは春よりもゲートを出て２～３歩目が良くなっていた。中間の調教でも前半からドンと行けるように意識している」と太田助手。 　藤井記者は「今回はもっと積極的なポジションから運ぶ姿が見られそう」とも記している。少しでも前の位置であの爆発的な末脚を繰り出せたら、スローペースだって怖くない。女王のタイトルなんていとも簡単にゲットできるだろう。 　なお、上記のような記者の「取材メモ」は先週から搭載された「記者メモ」で公開中だ。