秋篠宮さま55歳に(会見全文)本人たちが本当にそういう気持ちであれば、親として尊重すべきもの
眞子さま結婚の今後の見通しは「これから」
記者:私からもう1問お伺いします。眞子さまと小室圭さんとのご結婚に関する行事が延期されています。眞子さまは、13日に発表された文書で、結婚は私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択、と現在のお気持ちを明らかにされました。皇嗣職大夫(こうししょくだいぶ)は会見で、両殿下がお二人の気持ちを尊重された、と説明しましたが、お気持ちを尊重、とは具体的にどういうことなのか、今後のスケジュールや見通しとともにお聞かせ下さい。殿下が以前、記者会見で指摘された多くの人が納得し、喜んでくれる状況になったと受け止められているかについても、あわせてお聞かせください 秋篠宮さま:娘の結婚について、つい先日、一週間ほど前になりますけれども、長女が今の自分たちの気持ちというものを文書で公表いたしました。その皇嗣職大夫の気持ちを尊重するということ、でしたね? についてですが、それは結婚することを認めるということです。これは憲法にも、結婚は両性の合意のみに基づいて、というのがあります。本人たちが本当にそういう気持ちであれば、親としてはそれを尊重するべきものだというふうに考えています。 今後の見通しでしたか、予定ですね。今回は、あくまでも2年前に、2020年に延期をするということをお伝えしたことに関わるものです。つまり、一連の行事が終わった2020年というのは今年であり、今年はまもなく終わろうとしています。やはり、その間に何らかのことを伝える必要があると本人も考えておりましたし、私もそのように思っておりました。そのようなことから、現在の気持ちというものを公表したわけです。ですから、今後の予定、見通しなどについては、それはこれから考えて、追って考えていくということになると思います。 それからもう一つありましたね。 記者:殿下が以前、記者会見で指摘された多くの人が納得し、喜んでくれる状況となったと受け止められていらっしゃいますかどうか。 秋篠宮さま:私が多くの人に納得し喜んでもらえる、というお話をしたわけですけれども、実のところ、多くの人というのを具体的に表すことはなかなか難しいと思います。長女の結婚について反対する人もいますし、賛成する人もいますし、まったく関心のない人もいるでしょう。どれをもって多くというふうに客観的に言うことができるかというと、なかなかそれは難しいわけですけれども、あくまで私の主観になりますけれども、感じとしては決して多くの人が納得し、喜んでくれている状況ではないというふうに思っています。そのことは、娘もおそらく同じ気持ちを持っていると考えております。以上です。