秋篠宮さまが54歳に「時代に即した皇室のあり方を」
(宮内庁提供映像)
秋篠宮さまは11月30日に54歳の誕生日を迎えられた。これに先立って行われた記者会見で、皇嗣(こうし)になった心境やこれからの皇室のあり方について考えを述べた。長女・眞子さまの結婚についても今後何らかの発表をする可能性に言及した。
眞子さま結婚延期について何らかの発表?
天皇陛下が即位されてから約7か月。秋篠宮さまは「天皇陛下は、国事行為や各種の拝謁(はいえつ)などで非常に多忙な日々を過ごされており、皇后陛下も以前に比べると相当忙しくなられていると思う。即位関係の行事がつつがなく終わることを願っている」と多忙な天皇皇后両陛下を気遣った。 天皇即位に伴い、秋篠宮さまは皇位継承順位第1位の皇嗣となられた。「何か変わるというものではない。ただ人間は少しずつ進歩していくことが大事。そのような気持ちで一つひとつ進めていければ」と抱負。公的な活動も増えたことについて、「依頼された仕事、それから自分が名誉職などについている仕事についても丁寧に取り組んでいくことが大切」と語った。 新しい皇室像については「よく上皇陛下も言われていたが、国民と苦楽をともにし、国民の幸せを願いつつ、務めを果たしていくことが基本。その上で、時代に即した(皇室の)あり方を常に考えていかなければいけない」との認識を語った。 11月に行われた大嘗祭(だいじょうさい)には公費が使われた。秋篠宮さまは昨年の誕生日会見で、大嘗祭は宗教色が強いとして公費で賄うことに疑問を呈し、天皇家の生活費を含む「内廷費」で行うべきだとの考えを示していた。これについては「今も昨年話した時と気持ちは変わらない」と述べた。 長女の眞子さまと小室圭さんとの結婚に関する行事が延期されていることについては、「次の2月で2年経つ。昨年2月に今の気持ちを発表しているので、何らかのことは発表する必要があると思っている」と言及。結婚について眞子さまと最近話をしたことはなく、小室家とも連絡は取っていないと説明した。 (取材・文:具志堅浩二)