2024年のサンマ水揚げ量、前年比58%増…2年連続増加もピーク時の1割どまり
全国さんま棒受網漁業協同組合が7日発表した2024年の全国のサンマ水揚げ量は、前年比58%増の3万8695トンだった。大型船が公海に出漁できる日を早めたこともあり、2年連続で前年を上回った。ただ、近年のピークの08年(34万3225トン)に比べると、1割程度にとどまった。
港別では、花咲(北海道)が55%増の2万126トン、大船渡(岩手)が46%増の5650トン、女川(宮城)が2倍の3765トンと、おおむね前年を上回った。銚子(千葉)は4・8倍の55トンだった。
水揚げ額は78%増の179億8163万円だった。漁協で取引されるサンマの単価は、10キロ・グラムあたり4647円で、前年比で12%上昇した。