【闘病】シェーグレン症候群を発症して10年 近年は「毎年入院するように」
編集部まとめ
りんさんの話の冒頭にもあった通り、シェーグレン症候群の症状は乾燥が主であり、患者自身も気付かないことがあります。身近な方で「最近急に顔が赤くなってきたな」「よく目薬をしているな」という人がいるなら、シェーグレン症候群ではなくても体調不良の可能性があります。まずは周囲にいる人の体調を普段から観察し、辛いときは助け合える関係を作りましょう。「まさか自分が」と思うこともあるかもしれませんが、万が一のときに助けてもらえる社会にしていくことが大切です。 なお、Medical DOCでは病気の認知拡大や定期検診の重要性を伝えるため、闘病者の方の声を募集しております。皆さまからのご応募お待ちしております。
体験者プロフィール:
りん さん(仮称) 50代の女性。2004年頃から健康診断で「TTT(チモール混濁試験)」の結果に異常が指摘されていた。2009年9月頃に手の痺れで病院を受診したところ、精密検査の結果、10月に「シェーグレン症候群」と診断される。また、2011年には合併症で「原発性胆汁性胆管炎」の診断、さらに2019年には「全身性強皮症」との診断も受けた。現在は毎月の定期通院と検査、投薬治療を続けている。
記事監修医師:
副島 裕太郎 先生(横浜市立大学医学部血液・免疫・感染症内科) 2011年佐賀大学医学部医学科卒業。2021年横浜市立大学大学院医学研究科修了。リウマチ・膠原病および感染症の診療・研究に従事している。日本内科学会 総合内科専門医・認定内科医、日本リウマチ学会 リウマチ専門医・指導医・評議員、日本リウマチ財団 リウマチ登録医、日本アレルギー学会 アレルギー専門医、日本母性内科学会 母性内科診療プロバイダー、日本化学療法学会 抗菌化学療法認定医、日本温泉気候物理医学会 温泉療法医、博士(医学)。 ※先生は記事を監修した医師であり、闘病者の担当医ではありません。