守備陣の補強をめざすレアル・マドリード アーセナルDFサリバの獲得を検討か
アーセナルの守備の要
ダヴィド・アラバ、エデル・ミリトンがともに怪我で長期離脱しているレアル・マドリードにとって、守備陣の補強は喫緊の課題となっている。 ヴィニシウス(レアル・マドリード)24-25シーズン前半プレー集 そうした中、スペイン紙『Sport』によると、レアルはアーセナルのウィリアム・サリバの獲得に向けた動きをさらに加速させているようだ。同クラブは1億ユーロ(約161億円)の移籍金をオファーとしてアーセナルに提示する用意があり、既にサリバの代理人と接触したとも同紙は伝えている。 ただし、このオファーでもアーセナルがサリバの売却に応じるかは不透明だ。スペインメディア『fichajes.net』によれば、パリ・サンジェルマンも昨年11月頃にサリバ獲得をめざして9500万ユーロ(約153億円)を提示したが、アーセナルはこのオファーを拒否したという。現在プレミアリーグで2位につけているアーセナルで守備の要として活躍しているサリバは、同クラブの中でもはや非売品とも言える存在になっている可能性がある。 2001年3月生まれで現在23歳のサリバは、サンテティエンヌでプロデビューを果たし、2019年7月にアーセナルに加入した。その後、期限付き移籍でニースやマルセイユなどでプレイして経験を積み、2023-24シーズンからアーセナルに復帰。今シーズンはここまで公式戦26試合に出場し、2ゴールを記録している。 2023年夏にマンチェスター・シティがヨシュコ・グヴァルディオルをライプツィヒから獲得した際に移籍金9000万ユーロ(当時のレートで約141億円)を払っていて、これが現在のところディフェンダーでは最高額の移籍金となっている。このグヴァルディオルの記録を大幅に更新するようなオファーでなければ、サリバの獲得は難しいかもしれない。
構成/ザ・ワールド編集部