釧路市長選挙は新人2名と現職の争い!10月27日投票 北海道
10月20日に告示された釧路市長選挙には、新人の鶴間秀典(つるま・ひでのり)氏(50)、現職の蝦名大也(えびな・ひろや)氏(65)、新人の笠井龍司(かさい・りゅうじ)氏(59)の無所属3名が立候補しました。投開票は10月27日に行われます。 今回は蝦名市政の是非、人口減少対策などが争点と考えられます。
所得は上がり、活気にあふれ、みんな笑顔。そんなまちにしたい! 鶴間氏
鶴間氏は旧 阿寒町(現 釧路市)生まれ、北海道大学卒業。東京の証券会社、オーストラリアでの酪農・漁業・土木作業、アジア各国での登山やボランティア活動、上富良野のドライブイン支店長を経て、2002年から阿寒町議会議員1期を、合併後の2005年から釧路市議会議員を14年間務めました。2023年の北海道議会議員選挙に当選し、今年9月に辞職しました。 鶴間氏は以下の政策を掲げました。 ①女性の笑顔倍増計画 ②世界展開戦略 ③未来の人づくり ⚫トップセールス企業誘致 ⚫湿原を守る!太陽光パネル規制条例 ⚫理工系学部設立誘致 ⚫海と陸を結ぶ物流ターミナル新設 ⚫空きビル・空き家解体推進 ⚫女性所得アップと働きやすい職場づくり ⚫安心できる出産・子育て・教育環境整備 ⚫ふるさと納税倍増 ⚫防災減災施設設備で市民の命と財産を守る ⚫医療と介護を守る ⚫農業学校設立・地域食料自給率100%
若者や企業から選ばれる街へ 釧路の魅力を向上 蝦名氏
蝦名氏は釧路市生まれ、青山学院大学経済学部中退。大学在学中に衆議院議員・中川一郎氏秘書を務めました。1993年から釧路市議会議員を2期、1999年から北海道議会議員を3期務め、2008年の釧路市長選挙で初当選。今回は5期連続当選を目指しての立候補となります。 蝦名氏は以下の政策を掲げました。 「医」安心の医療体制 ◇市立釧路総合病院新棟建設 ◇18歳まで医療費無償化 ほか 「食」食糧生産はこの街の使命 ◎水産業の振興 ◇海面・陸上養殖の推進 ◇水産加工品の高付加価値化 ほか ◎農畜産業の振興 ◇国営草地整備事業等の推進≪阿寒地区≫ ◇農業DX(スマート農業)・GXの推進 ほか 「住」安住・移住・永住 ◎子育て・福祉① ◇18歳までの医療費無料化の継続 ◇保育料の一律値下げ/第2子以降の無償化 ◇障がい者の自立支援・就労支援、社会参加の促進 ◇特別養護老人ホーム、介護事業所等の増床、新規開設支援 ほか 「教育」人が街をつくり、街が人を育てる ◎学校教育・高等教育 ◇釧路公立大学の学部の新設(理工系学部、資格養成学部) ◇市立釧路北陽高校の国際教育の推進と外国語教育の強化 ほか ◎文化・スポーツ ◇文化・スポーツ合宿の誘致(サッカーグラウンド2面への拡充)≪阿寒≫ ◇氷都くしろの持続的な発展 ほか 「雇用」はたらく場 さらに ◎地元企業を振興 ◇ビジネスサポートセンター(K-Biz) ◇K-HACK、KCボード設立 ほか ◎林産業の振興 ◇スナダヤ製材工場の誘致 ◇森林整備、保全への支援の強化 ほか ◎鉱工業の振興 ◇石炭関連産業の安定経営への支援 ◇地場工業等の技術高度化への支援強化 ◎就労環境の整備支援 ◇奨学金返済支援制度の拡充 ◇女性の人材登用の促進 ほか ◎産業支援・企業誘致 ◇IT関連企業、データセンター等の誘致 ◇環境リサイクル産業の誘致 ほか 「防災」確実な備え ◇日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震による津波防災対策の強化 ◇子供の水辺事故防止に向けたライフジャケット体験講習会 ほか 「観光」この国の観光をリードする ◇“涼しいまち くしろ”の推進 ◇長期滞在・二拠点居住の戦略的な展開 ほか 「環境」新たな産業をこの街で ◎脱炭素・GX ◇ケミカルリサイクルの推進(ボトル to ボトル) ◇太陽光発電設備設置の条例化 ほか ◎地域DX ◇地域ポイント・地域通貨のデジタル活用 ◇「スマホの中に市役所がある」の実現(行政DX) ほか 「まちづくり」都心部の賑わい ◎都市基盤(持続可能なまちづくり) ◇北海道横断自動車道開通後の交通ネットワーク強化(物流自動運転・トラックターミナル整備) ほか ◎都市基盤(鉄道高架・賑わいづくり) ◇駅高架と再開発 ◇高等教育機関(公立大学・釧教大・高専・短大など)の都心部サテライト機能整備 ほか
ひとつ先への挑戦で世界に通じる釧路を創る 笠井氏
笠井氏は釧路市出身、明治学院大学法学部卒業。衆議院議員の私設秘書・公設秘書、医療法人事務長を経て、2007年から釧路市議会議員を1期、2011年の北海道議会議員を4期連続で務めました。 笠井氏は以下の政策を掲げました。 ・人口減少対策として雇用の安定化 ・地場産業の育成強化、起業誘致 ・スタートアップ、起業支援 ・交流人口を増やす ・北大通と共栄新橋大通を直線化 ・日本製紙工場跡地の近隣との連携による木材の安定供給 ・保育料無償化などの子育て支援策 ・ふるさと納税の強化