ベルーナ、ファッションECモール「RyuRyumall」終了の要因 赤字体質から脱却できず
ベルーナは12月3日、ファッションECモール「RyuRyumall」を2025年3月末で終了すると発表した。サービス開始から約6年間で終了に至ることになる。終了の要因として「広告宣伝費と手数料収入のバランスが悪く赤字体質になっていた」(経営企画室)と説明する。 「RyuRyumall」は、”今の私にぴったりのオシャレが楽しめるファッションモール”として、2019年6月に開設した。ベルーナのカタログ通販よりも若い顧客をターゲットに、トレンドのアイテムや大きいサイズの服などを販売していた。 2022年度から主軸商品をオフィス向けファッションに絞り、インスタグラムやTikTokなどのSNS施策、タレント活用による集客などに取り組んだいたという。 「事業スタート当初より当社が得意なネット広告を中心とした新規顧客獲得を進めたが、手数料ビジネスとしてのバランスが悪く、赤字体質となっていた。SNSやタレント活用の集客もチャレンジしたが、黒字転換の目途を立てることができなかった」(同)と話す。 業績に寄与できておらず、今後の事業の発展性を考慮して、サービス終了の判断に至ったという。 「RyuRyumall」の注文の最終受付は2025年3月31日午後6時まで。未消化のポイント・クーポンは有効期限にかかわらず失効となるため、利用者には早めの利用を促している。
日本ネット経済新聞