「ゆるい働き方」に不安を感じる若手社員たちの本心、時間に余裕ができたけれど、実は心には余裕がないワケ
自身のやりたいことを他者に対してオープンにすることで、いろいろなきっかけを生み出す。発信することで、周囲を巻き込む。「なんとなく意識高い系に見られそうで、恥ずかしい」と思ってしまう心境があるからこそ、実際には多くの人がやっていない、小さいが確実に効果がある最初のステップと位置づけられます。 ②背中を押してもらい、パワーをもらう (エネルギーを受け取る/Encouragement) さまざまな情報があふれる社会ですし、何か新しいことをする際には「コスパが悪いのではないか」「みんなやっていないし、無意味なのではないか」といった心境がどうしても付きまといます。こうした不安を振り切るためのエネルギーをどう調達するのかが重要になります。
持続可能なキャリア形成においては、「それ、絶対君に向いてるし、やったほうがいいよ」という後押しでエネルギーをチャージすることが大切です。それは、不特定多数からもらえるたくさんの「いいね!」ではなく、よく自分を知る人の声が、実際に一歩踏み出す若手にエネルギーを与えているようです。 ■目的を持って初めて情報に意味が生まれる ③目的を持って探ってみる (目的を持った探索/Search) 情報検索は、最も手っ取り早く、コストゼロでいつでもできる小さな行動と言えるでしょう。ただし、無数にあふれる情報の海の中では、「目的を持った探索」をする必要があります。
古代ローマに「目的地のない船には追い風は吹かない」という意味の言葉があるそうです。何か目的を持ったときに初めて、単なる情報は自分にとって意味のある“情報”になります。目的を持った探索によって意味のある“情報”を得ることで、少ない時間、少ない労力でたくさんの見返りを期待できるのです。 また、挑戦してみたいことに共感してくれる人を探すことは、やみくもにいろいろな人と会うより多くの気づきが生まれることも、間違いがありません。