フリーランス、年収600万円でも「物件借りにくい」 不動産業界の“古い体質”原因か…実態調査で浮き彫りになった“課題”
賃貸契約支援の面でも「制度改革」必要
フリーランスとして働く人の数は現在257万人(総務省「令和4年就業構造基本調査」)と、すでに派遣社員の数を超えている。有業者に占める本業がフリーランスの人の割合は3.1%に上る。 フリーランス人口が増える中、今年11月からは不利な取引からフリーランスを守る「フリーランス新法」が施行され、一定の条件を満たすフリーランスには労災保険が適用されるなど、待遇面での改善が進む。 こうしたフリーランス保護の流れを受け、尹氏は「今後は物件の賃貸契約支援の面でも制度の改革などが必要になるだろう」と述べた。 ■杉本穂高 日本映画学校(現・日本映画大学)出身。神奈川県のミニシアター「アミューあつぎ映画.comシネマ(現・あつぎのえいがかんkiki)」の元支配人、現在は映画ライター。
杉本穂高