40代「来客用布団」を手放して寝具を使いやすく。押し入れも気持ちもスッキリ
ライフスタイルの変化に伴い、「もののもち方」の見直しは大切です。整理収納アドバイザーのESSEフレンズエディター(47歳)も、年齢や暮らしに合わせてものを減らした1人。今回は「来客用布団」を手放した経緯とメリット、「寝具をスッキリしまうコツ」について語ります 【写真】IKEAの自立する布団収納ケースで押し入れスッキリ!
嫁入り道具だった「来客用布団」を手放すことに
子どもが小さい頃は、お泊り会や両親の来訪で何度も使った「来客用布団」。しかし、40代半ばを過ぎ子どもたちも大きくなり(21歳、18歳)、すっかり出番が少なくなりました。そこで、思いきって手放すことを決意。粗大ゴミに出すことにしました。 家具同様、大きなものを手放すことは、なかなか勇気がいりますが、いざ手放してみたら押し入れも気持ちも想像していた以上にスッキリ。家族が使う最小限の布団を所有することにしました。 今後は、泊まりの来客時には「レンタル布団」を活用。布団が入っていた押し入れの収納スペースには、心もとなかった防災備蓄品を増やして収納しています。 いつかの来客に備えるより、今の家族の命を守る選択ができて、とても満足です。
かさばってしまう「布団」収納のコツ
また、寒くなってきたこの時季は、布団を入れ替えるタイミング。片づけの現場にいくと、季節ごとの入れ替えが必要な寝具の「収納」や「扱い」に困っている人を多く見てきました。 たとえば、ビニール製の布団圧縮袋の素材がツルツル滑って重ねにくい、密封したつもりがいつの間にか圧縮袋に空気が入って膨らんでしまうなど。また、収納スペースに寝具がパンパンにつめ込まれていて、寝具の雪崩が起きてしまう、という人も少なくないのではないでしょうか。 寝具の収納には適切な「収納用品」を使用するのもひとつの方法。寝具の収納用品を選ぶコツは、フニャッとしたやわらかい素材よりも、しっかりした素材で、自立したり重ねたりできるものを選ぶことです。
布団収納に便利なイケアのアイテム
私が使用しているのは、イケアの「SKUBB」という商品。 サイズは69×55×19cmで、収納の目安は、1個のケースにシングルサイズの羽毛布団1枚または毛布4枚程度が収まります(布団の厚さ・サイズにより異なります)。 立てても積み重ねても使えるので、出し入れがしやすく、布団が崩れ落ちてくるストレスもありません。 また、コーナー部分にネットを使用しているので、通気性が高く湿気がこもりにくい構造になっています。 人ごと、あるいはシーズンごとに寝具を収納すれば、一目瞭然で管理がラクに。カラーはホワイトとグレーがあり、シンプルな見た目もうれしいポイントです。 今回は、長年もち続けてきた来客用布団の手放しについてと、寝具の快適な収納についてご紹介しました。収納用品の購入を検討の際は、必ず収納スペースを採寸してサイズが合うか確かめてくださいね。この記事が、寝具の見直しの際の参考になればうれしいです。 ※ 紹介したアイテムは、すべて著者自身で購入した私物です。店舗への問い合わせはご遠慮ください ※ 紹介した商品は、取材時に各店舗で販売されていたものです。店舗により価格や取扱商品は異なります。仕入れ状況によって同じ商品がない場合や、既に販売終了している可能性もありますので、ご了承ください
むらさきすいこ