【大学生活とお金】親からの仕送りゼロ、離島出身の女子大生 1カ月の食費は?
鹿児島県の離島出身の谷川真由美さん(仮名)は、長崎大学経済学部に進学し、経済学部のメインキャンパスがある片淵キャンパス(長崎市)近くで一人暮らしをしています。「仕送りゼロ」で勉強やアルバイトを頑張る谷川さんに、学生生活にかかる費用などを聞きました。 【写真】「ゆっくり寝ていたいですが…」 朝6時に起きて作っている「お弁当」
――なぜ長崎大学への進学を決めたのですか。 私は将来、女性の貧困課題を解決したいと思っています。特に興味があるのは「生理の貧困」。多くの女性にとって必要となる生理用品ですが、その値段は決して安くありません。節約のために、生理用品の使用を最小限に抑えている女性が増えていると聞き、その現状をどうにかできないかと思っています。 このような課題にアプローチするために、経済学を学びたいと思いました。また、海外の事例や取り組みを知る上で英語が必須となると思い、経済学と英語を学べる長崎大学を志望しました。 ――経済学部の中で長崎大学が魅力的だった理由は何ですか。 私が長崎大学に入学した2023年からカリキュラムが変更になったことです。経済学部は総合経済学科のもとに「経済コース」と「経営コース」の2つの基盤に分かれ、コースで学んだ知識を深める先として「国際ビジネス領域」「地域デザイン領域」「社会イノベーション領域」という3つの領域の中から1つを選択できるようになりました。 「経済コース」と「経営コース」に分かれているとはいえ、学ぶ内容は重なっている部分もあるので、経済コースの学生が経営を学んだり、逆に経営コースの人が経済を学んだりと、柔軟に幅広く学べる環境がいいなと思いました。 ――英語の授業はいかがですか。 大学に入学するまで、英語の成績は比較的よかったのですが、やはり大学で学ぶ英語は難しいです。授業の内容は担当する先生によって違い、例えばある地域の歴史を英語で学ぶ授業はテキストの読み込みが中心の授業でしたし、一方でスピーキングに重点を置いた授業もありました。周りの友人に比べて英語力がまだまだ劣っていると感じることもありますが、自分なりに努力していきたいです。