東京佼成ウインドオーケストラ常任指揮者に就任 大井剛史、コロナ禍を経て「1回1回のコンサートを丁寧におこなうことを強く意識するようになりました」
4月21日(日)にTOKYO FMで放送された「サンデースペシャル 東京佼成ウインドオーケストラ特別番組 新たな時代の情熱」。この番組は「東京佼成ウインドオーケストラ」とともに、全国の吹奏楽を愛する皆さんにエールを贈るプログラムです。パーソナリティは吹奏楽部出身の長野美郷。ゲストには、今年4月に東京佼成ウインドオーケストラの常任指揮者に就任した大井剛史さんが登場しました。 今回の放送では、大井さんが指揮者を志したきっかけや、課題曲コンクールの魅力などについて語りました。
◆東京佼成ウインドオーケストラ常任指揮者に就任!
日本が世界に誇るプロ吹奏楽団「東京佼成ウインドオーケストラ」の魅力をお伝えし、吹奏楽を愛する、奏でるすべての人を応援する特別番組も5回目を迎えました。 今回は、この春、東京佼成ウインドオーケストラの常任指揮者に就任された大井剛史さんをお迎えしました。
<大井剛史さんプロフィール> 2024年4月、東京佼成ウインドオーケストラ常任指揮者に就任。東京藝術大学指揮科卒業、同大学院指揮専攻終了。ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉 (現・千葉交響楽団) 常任指揮者、山形交響楽団正指揮者などを歴任。このほか全国の主要オーケストラの多くを指揮。東京藝術大学音楽学部器楽科非常勤講師(吹奏楽)、尚美ミュージックカレッジ専門学校客員教授も務めています。
◆コロナ禍で“指揮者の在り方”を再考
この特別番組のはじまりは2020年。東京佼成ウインドオーケストラの60周年と、新型コロナウイルスの影響で大幅に活動を制限されていた全国の吹奏楽を奏でるみなさんを応援したい思いからスタートしました。 コロナ禍ですべての演奏会がストップし、指揮者の在り方を再考する転機になったと話す大井さん。「制限がありながらも演奏活動ができるようになった感覚は忘れないようにしないといけないと思いました。命あってのことですが、1回1回のコンサートを丁寧におこなうことを強く意識するようになりました。その思いが今も続いている5年間です」と思いを語りました。