夏に使ったアウトドア用品を車に「入れっぱなし」にしています。不要な荷物を入れたままにしておくと「燃費」に影響するって本当?
ガソリン代の高騰がしばしばニュースで取り上げられる昨今、少しでも燃料代を節約したいと考えている人は多くいるでしょう。 燃料費節約のためにできることはさまざまありますが、そのひとつが「車に積載する荷物を上手に管理すること」です。積載の仕方によっては、何もしなくても車の燃費に悪影響を及ぼしてしまうおそれがあります。 本記事では、積載物と燃費の関係について、また燃料費節約のためにできるほかの工夫について解説します。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
車は重ければ重いほど燃費に悪影響が出る
燃費を少しでも良くしたい場合は、不要な荷物を車の中に詰め込まないことが大切です。 環境省によると、100キログラムの積載物があると、3%ほど燃費が悪くなることを示すデータがあります。余計なものを載せ続けて走ると、発進するときにたくさんのエネルギーが必要となり、無駄にアクセルをふかす分、燃費に悪影響が及ぶと考えられます。 この点は、人間のエネルギーに例えると分かりやすいかもしれません。重い荷物を背負って歩くのと、手ぶらで身軽に歩くのでは、疲れ方が大きく変わってくるでしょう。走行場所と積載重量の違いにおける燃費悪化率を表1にまとめました。 表1
出典:環境省「エコドライバーにとって大切な心掛け」を基に筆者作成 今回のケースではアウトドア用品を入れっぱなしにしているとのことです。総重量がどれくらいになるか分かりませんが、すぐに使うわけでもなく、相当な重量があるのであれば、車から出しておいた方が無難でしょう。
荷物を自宅に収納しておくコツ
車から荷物をおろして家に保管しようにも住宅に十分なスペースがない場合、荷物の置き場所に困るかもしれません。そこで荷物を自宅に収納するコツをいくつかご紹介します。 ・不要なものを断捨離する まず住宅にもっとスペースを確保できるよう、不要品を処分しましょう。 ・デッドスペースを活用する ベッドの下や中身がないスーツケースなど、普段使われていないスペースに保管できます。 ・突っ張り棒などで新たなスペースを作る 幅が狭い壁などに頑丈な突っ張り棒を渡せば、上の方にスペースを追加できるかもしれません。 ・壁面にラックやシェルフを付ける 加工が可能なら、壁面にラックやシェルフでスペースを作り、部屋全体の収納力を高められます。