「去年はすごくトレーニングをした」恩師と再会した鎌田大地の発言にラツィオ地元メディアが敏感反応「皮肉的」「あまりピッチに立てなかったことを指しているのか」
グラスナー監督と再会
再会は、新たな挑戦に向けたさらなるモチベーションとなっただろう。 クリスタル・パレスが7月10日、新加入の鎌田大地とオリバー・グラスナー監督が再会した様子を公式SNSで伝えた。フランクフルト時代からの恩師と顔を合わせた鎌田は笑顔を見せている。 【動画】鎌田と恩師グラスナーの再会シーン スタッフともあいさつをかわした鎌田は、グラスナー監督と軽く言葉をかわした。その中で、日本代表MFは指揮官に「去年はすごくトレーニングしたんだ」と口にしている。この発言に、古巣ラツィオの専門サイト『La Lazio Siamo Noi』が反応した。 ラツィオで過ごした2023-24シーズンが鎌田にとって難しい一年だったのは周知のとおりだ。戦術家として名高いマウリツィオ・サッリ監督の指揮下に加わったが、開幕4試合を経て徐々に出場機会が減少。年明けからはさらに出番が減り、まったく存在感がなかった。 3月にサッリが辞任し、後を継いだイゴール・トゥドール監督から重用され、鎌田はピッチに立つ機会を取り戻すと、それまでと状況が一変。チームに欠かせない存在として称賛されるようになった。だが、難しいシーズンだったことも影響したか、鎌田はラツィオとの契約を更新せず。フリーで退団し、恩師が率いるクリスタル・パレスに加わっている。 La Lazio Siamo Noiは、鎌田が前述のコメントを「軽く皮肉的な笑みを浮かべて言った」と報道。「もちろん、あの言葉の意味を断言することはできない」と伝えた。 「だが、非常に可能性が高いのは、ラツィオであまりピッチに立てなかったことを指しているという解釈だ。しかもその直後に(動画は)編集でカットされている」 実際、鎌田がどういう意図で発言したかは分からない。ラツィオでのシーズンを皮肉ったと言えるかもしれない。ただ、本人は前向きに恩師との新たな冒険を見据えているはずだ。「すごくトレーニングした」鎌田が、プレミアリーグという舞台で躍動する姿に期待したい。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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