先日、副主任に「昇格」しましたが「給料は変わらない」と言われました。副主任と平社員の給与に差がないのは普通なのでしょうか…?
会社で働き続けていると、能力やスキルを認められて役職を与えられることがあります。しかし、副主任へ昇格したにもかかわらず、給料が変わらない場合、疑問に感じる人もいるかもしれません。 この記事では、副主任へ昇格した際に、給料が変わらないことが一般的かをご紹介します。あわせて、副主任へ昇格した場合の仕事の影響や給与交渉する方法もまとめましたので、ぜひ参考にしてください。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
副主任へ昇格した場合は仕事にどのような影響がある?
副主任へ昇格した場合、おもな仕事への影響として「責任の増加」が考えられます。例えば一般社員やアルバイトへの業務指示を出したり、主任やそのほかの管理職のサポートを求められたりする可能性があります。 そのほかにもこれまでやる必要のなかった業務を遂行する必要が出てくるケースもあり、この部分のやり方を覚えなければならないとも考えられます。 業務上の責任がともなうことに加えて、新たな仕事が増えることも加味すると、副主任へ昇格すると仕事の負担が増えると想定できるでしょう。
副主任に昇格して給料が変わらないのは一般的?
副主任に昇格して給料が変わらないのは、一般的とはいえないようです。どの業界に属しているかでも変わってくるようですが、例えば保育士の副主任として働く場合は、最大で月額4万円の手当てが支給されるとされています。 ただし、役職に就いたからといって給料に手当てをつけなければならないと法律で定められているわけではないようです。実際には企業が独自に手当ての内容や金額を決められるため、役職によっては支給されないケースも珍しくはないでしょう。 副主任への昇格を打診された場合、給与に変更があるかは事前に確認するようにしましょう。そのうえで、変更がないとされた場合は、自分自身で給与交渉することが求められます。
副主任へ昇格した際に給与交渉する方法
副主任へ昇格する場合、万が一給与が変わらないといわれてしまった場合は、自分自身で会社に給与交渉をするとよいでしょう。 ただし、給与交渉の方法を誤るとトラブルにつながったり、自分自身が会社に居づらくなったりするおそれがあります。 給与交渉の際は事前準備が大切と考えられているため、まずは自身が働く業界や職種の給与相場を調べてみるとよいでしょう。副主任に該当する役職が見つからない場合は、会社から提示された業務内容に近い役職の給与を参考にするとよいかもしれません。 そのうえで、社内の人事制度を確認するのも効果的な方法となるでしょう。自身が昇格の基準を満たしている場合、給与交渉を有利に進められる可能性があります。 最後に、給与アップの根拠を示すのも忘れないようにしましょう。根拠の有無で成功率は変わると考えられるため、交渉材料として用意しておくに越したことはありません。 また、労働組合に加入している場合は団体交渉権を用いることも可能です。会社は団体交渉を正当な理由なく拒否できないため、この点もあわせて覚えておきましょう。
平社員から副主任へ昇格して給料が上がるかどうかは会社の規定による
平社員から副主任へ昇格した場合に給料が上がるかどうかは、会社の規定によって異なります。平社員から副主任へ昇格すると、仕事上の責任や業務範囲の拡大がともなう可能性があります。 しかし、会社の規定に昇格にともなう給料アップの記載がなければ、役職は上がっても給料は据え置きになると考えられます。 その際は、会社の人事制度や条件を確認したうえで、給料アップにつながる根拠を用意して交渉をしてみるのもよいでしょう。総合的に判断して認められれば、給料アップが叶う可能性もあります。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部