繊細を極める「エルメス」のモノ作り。豊かで奥ゆかしい、ラグジュアリーの神髄
エルメスのモノ作りは繊細を極める。 ハイマテリアル、カッティング、ステッチング。光に照らされ露わになる、クラフツマンシップの数々。平らな世界には収まらない、静かなる主張。 ▶︎すべての写真を見る 豊かに、奥ゆかしく。ラグジュアリーの神髄だ。
繊細を極める「エルメス」のモノ作り
上品なブリュムカラーのダブルブレストジャケットに、ホワイトシャツ。晴れた空のように爽やかな色彩、そしてディテールの細やかな仕立てを、透明感のあるテクニカル素材「カルク・クリスペ」がいっそう華やかに見せる。 インナーには同素材のタンクトップを挿し、リラックス感と遊び心をもう少々。 独創的なグラデーションが生まれ、しなやかで軽い着心地はさらなる高揚感の呼び水になる。春の日差しが待ち遠しい。
曲線と直線が見事に調和したハイジュエリー「エルメス・クルー・ドゥ・H」。ミニマルデザインに潜むハイライトが、神秘的なピラミッド型のクルー(鋲)だ。 1930年代に作られたハンティング用の犬の首輪に由来する、エッジィかつトラッドな立体モチーフ。その側面が光を受け、あるいは影に落ち、永遠のリズムを作る。 ピンクゴールドの色みもタイムレス、そしてユニセックス。だからこそモダンに装える。
ハンドルと着脱可能なバンドリエールを備えて、手持ちも肩掛けも自由自在。使い勝手抜群のレザーバッグ「ボリード」は、主たるデザインコードのすべてを1923年発表の初代「ボリード・ヴォヤージュ」から受け継いでいる。 あえてライニングを省くことで自然と外側に表出する、小気味いいステッチもそのひとつ。きめ細かなシボもまた、上質な革ゆえの普遍的アイコン。 歴史ある、必然的な美の共演を、明日も傍に。
ざっくり編みのニットTに合わせたのは、滑らかな肌触りのパンツ、ではなくジャンプスーツ。 前者はハンドクロシェコットン、後者はコンパクトコットンポプリンと、同じく綿素材でありながらも互いの表情はまるで異なり、装いに奥行きが生まれる。 足元のグルカサンダルは、ホワイトレザーとサンドベージュカラーのコットンサージで形成。ワークやミリタリーといった垣根を越えた、プレミアムなデイリースタイルだ。