女王の技あり返球? 相手触れず茫然...試合はシフィオンテクの圧勝で4年連続の全米OP16強<女子テニス>
全米オープン
テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は日本時間9月1日(現地8月31日)、女子シングルス3回戦が行われ、第1シードのI・シフィオンテク(ポーランド)が第25シードのA・パブリュチェンコワを6-4, 6-2のストレートで破り、4年連続4度目のベスト16進出を果たした。この試合の第1セット、シフィオンテクの返球に会場、そしてパブリュチェンコワが茫然としたプレーがあった。 【動画】パブリュチェンコワ茫然...シフィオンテクの回転かかったボールを返球できなかった場面 23歳で世界ランク1位のシフィオンテクが同大会に出場するのは6年連続6度目であり、2022年には優勝を果たしている。今大会は1回戦でラッキールーザーで本戦入りした同104位のK・ラヒモワ、2回戦で予選勝者で同217位の柴原瑛菜を下し3回戦に駒を進めた。 迎えた3回戦、シフィオンテクは19本のウィナーを決めファーストサービスが入った時に77パーセントの確率でポイントを獲得し1度もブレークポイントを与えず。リターンゲームでは17本のアンフォーストエラーを犯すなどミスが目立ったパブリュチェンコワから3度のブレークに成功し1時間32分で圧勝した。 なお、この試合の第1セット、第5ゲームで会場全体が驚くシーンが訪れた。パブリュチェンコワのセンターへの強烈なサーブをシフィオンテクが辛うじて返球。相手コートのネット際に落ちるとバックスピンがかかったボールはシフィオンテク側のコートに落ちた。パブリュチェンコワは触れず返球とはならなかったため、シフィオンテクにポイントが入った。まさかの場面にパブリュチェンコワはこの場面に茫然とした。 勝利したシフィオンテクは4回戦で第16シードのL・サムソノヴァと対戦する。サムソノヴァは3回戦で世界ランク59位のA・クルーガー(アメリカ)を6-1, 6-1のストレートで下しての勝ち上がり。 同日には第5シードのJ・パオリーニ(イタリア)、第6シードのJ・ペグラ(アメリカ)、第18シードのD・シュナイダーらが16強に駒を進めた。
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